トップニュース(リスト)「ホンダ・アコード」がフルモデルチェンジでグレードアップ (08.12.04)
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「ホンダ・アコード」
 「ホンダ・アコード」がフルモデルチェンジでグレードアップ
本田技研工業は2008年12月4日、ミディアムセダン/ワゴンの「アコード」をフルモデルチェンジして発表。翌12月5日から発売する。
新型アコードを「いつまでも走りつづけたくなるような一台になった」と評する、本田技研工業の福井威夫社長。


■すべての要素で上質に

1976年に初代が誕生するや、早くもアメリカへの輸出を開始し、2代目からは現地生産もスタート。現在では欧州を中心に販売される「アコード」が、このたび8代目となる新型へとフルモデルチェンジを果たした。
「車格をワンランク上げた」(福井社長)とする新型はボディを大型化し、さらに「すべての要素で上質に」(福井社長)したとアピールされる。

ボディタイプはセダンとワゴンの2種で、後者は名称が「ワゴン」から「ツアラー」へと改められた。これは、荷物を載せるというよりロングツーリングを目的としたクルマのカラーを明確にだしたい気持ちとのこと。

エンジンは2.4リッター一本に絞られ、パドルシフト付きの5段ATが組み合わされる。従来型にあった4WDはラインナップから消え、FFのみとなった。
価格はセダンが270.0万円から380.0万円、ツアラーが295.0万円から410.0万円。月の販売目標台数はセダン、ツアラー合わせて1000台に設定される。
「ホンダ・アコードツアラー」

■ワゴン、セダンでプラットフォームを共通化

先代はワゴンとセダンでプラットフォームを別に用意するという贅沢なモデルであったが、今作ではセダン、ツアラーともに共通なものを用いる。
スリーサイズは、セダンが4730(+65)×1840(+80)×1440(−10)mm、ワゴンが4750(+0)×1840(+80)×1470(−25)mmと先代よりボリュームアップした。2705mmというホイールベースは、セダンで35mm延長、ツアラーで15mm短縮。差があるのは前述のようにプラットフォームが異なっていたため。しかしホイールベースが短縮されたツアラーでも、前後乗員間の距離は10mm拡大したとされる。

エクステリアデザインは欧州アコードと共通。ウェッジシェイプや、ワイドトレッドを強調するホイールアーチなどが特徴となる。なお、北米では日本の「インスパイア」が「アコード」として販売されている。

幅広になったボディにともなって、室内幅は大幅に拡大。左右乗員間距離を40mm広げたほか、アームレスト、ショルダースペースなどがともに拡大された。
サイドサポートが大きく張り出したフロントシートが据えられ、ドライバーズカーを演出。ダッシュパネルなどには、上質さを高めたという素材が用いられる。



■パドルシフトを全車標準装備

2リッターがなくなり2.4のみとなったエンジンは直4DOHC i-VTECユニットで、従来同様。最高出力206ps/7000rpm、最大トルク23.7kgm/43000rpmのスペックは、数字上は6psの出力アップにとどまるものの、吸排気効率や圧縮比の見直しなどにより、全域で高トルク化を実現しているという。

トランスミッションには、2速をローギアード化して加速性能を向上させた、マニュアルモード付き5段ATを採用。ロックアップの領域を拡大することで、燃費向上にも貢献すると謳われる。また、Dレンジでの変速操作も可能なパドルシフトが、すべてのグレードに備わった。

スポーティなアコードのキャラクターにふさわしく、旋回状態を判断しコーナリング時の不要な変速を抑える「コーナリングGシフト制御」も採用される。



■しっとりとした乗り心地を実現

サスペンションは前ダブルウィッシュボーン/後マルチリンクダブルウィッシュボーンを採用。ジオメトリーの見直しなどにより、旋回性能を高めたという。
新たに採用された新開発のダンパーは、コーナリングなどストローク速度が遅い領域では従来同等ながら、段差越えなどのストロークが速い大入力時に、よりソフトな特性とされた。荒れた路面などでも、しっとりとした乗り心地を実現したとアピールされる。

また「インスパイア」にも見られた、エンジンのロール中心を調整することで旋回フィールを高めるという工夫も採り入れられており、乗り心地だけでなく、運転し心地にもこだわるのはホンダらしい。
ツアラーの荷室は通常で406リッター、後席を倒すことで660リッターまで広がる。


■カウンターステアもアシスト

安全装備として「モーションアダプティブEPS」が全グレードで標準装備される。これは、車両挙動を安定化するVSAと協調して、操舵力アシスト制御をするというもの。たとえば、オーバーステア時にはカウンターステアをあてやすいような、ステアリングアシストが施される。

サイドカーテンエアバッグなどが含まれる6エアバッグは全グレード標準。車間制御のACC(アダプティブクルーズコントロール)や車線維持支援を行うLKAS(レーンキープアシストシステム)、追突軽減ブレーキなどは、最上級グレードに標準装備される。
フロントピラーを従来より約18%細くすることで、ドライバーの視界を広げるという、安全運転に対する細かい工夫も詰め込まれた。

ホンダのカーテレマティクス「インターナビシステム」では、景色のいい道路やオススメスポットを巡る観光ルートを案内する「シーニックルート探索」に新しさを感じた。

(webCG 本諏訪)


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