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トップニュース(リスト)新世代「アウディS4」登場、エンジン/トランスミッションなど一新 (09.03.25)
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「アウディS4」。写真のボディカラー、スプリントブルーパールエフェクトは、Sモデル専用色。
 新世代「アウディS4」登場、エンジン/トランスミッションなど一新
アウディジャパンは2009年3月25日、プレミアムミディアムセグメント「A4」シリーズのスポーティモデル「S4/S4アバント」を発表。5月11日に発売する。同時に、2リッターターボエンジン搭載の「2.0TFSIクワトロ」のセダン/アバントも追加設定し、同日販売を開始した。


■S5とは別物

2008年3月の現行「A4」発売から、およそ1年遅れでスポーティモデルの「S4」がラインナップに加わった。2008年のパリサロンで発表されたとおり、同一のシャシーを用いる「A5」のスポーティモデル「S5」とは、中身を異にしての登場だ。

エンジンは昨今アウディが推し進めている、ダウンサイジング(エンジンの小排気量化)が図られ、3リッターV6+スーパーチャージャーを採用。高出力、低燃費を実現したと謳われる。トランスミッションには、新開発の7段Sトロニック(2ペダルMT)が組み合わされ、さらに新機軸として、リアの左右駆動力配分をする「リアスポーツディファレンシャル」が標準装備された。
価格はセダンが785.0万円、ワゴンボディのアバントが803.0万円。

S4と同時に追加設定された「2.0TFSIクワトロ」は、2リッター直4ターボに7段Sトロニックを合わせたもので、クワトロのA4では最廉価となる495.0万円(アバントは513.0万円)で販売される。

スーパーチャージャーはルーツブロア式を採用。コンパクト化のため、Vバンク内に配置された。
■待望の縦置きエンジン用Sトロニック

全長×全幅×全高=4715×1825×1420mmというS4(セダン)のディメンションは、A4より若干車高を落とした程度。しかし外観は、専用のバンパーやアルミ調ドアミラー、左右2本出しのエグゾーストパイプなどで、“S”モデルと判別できる。
インテリアはブラックを基調にシルバーのパーツが施され、カーボンを使用したパネル類で、スポーティに演出された。シルクナッパレザーのスポーツシートや、バング&オルフセンのサウンドシステムなど、豪華装備も標準化。ステアリング位置は、A4シリーズで唯一、左右を選ぶことができる。

エンジンは、先代S4が4.2リッターV8を搭載していたのに対し、新型では3リッターV6+スーパーチャージャーユニットを積む。従来型に比べ、最高出力は333ps/5500-7000rpmと下まわるものの、最大トルクは3.1kgmアップの44.9kgm/2900-5300rpmを発生する。
トランスミッションは、2ペダルMTである7段Sトロニックが採用された。従来Sトロニックは、A3やTTなどの横置きエンジン用しかなく、排気量の大きな縦置き用は、今回が初採用となる。なお、日本仕様に6段MTモデルは用意されない。

パワーアップに対応し大径化されたブレーキには、「S4」のロゴ入りキャリパーが組み合わされた。先代S4よりブレーキパッドの接地面を拡大し、さらに素材を変更するなどして制動力が高められたという。


■左右後輪駆動力配分で、回頭性も安全性もアップ

S4に採用されるアウディおなじみのフルタイム4WD「クワトロ」システムは、最近の他のモデル同様に前後配分を40:60とした、最新世代のものだ。
さらにS4では、アウディで初となる「リアスポーツディファレンシャル」が採り入れられた。これは「ホンダ・レジェンド」や「BMW X6」などに採用されるシステムに似たもので、後輪の左右駆動力配分を路面状況などに合わせて変更し、最適な比率を保つというもの。高い回頭性とともに、車両安定性、つまり安全性の向上をも実現したと謳われる。なおこのシステムは、アクセルオフ時にも作動するという。

サスペンションはA4をベースとして、剛性のアップなどスポーティなチューニングが施された。1秒間に最大1000回という頻度で減衰力を制御するという、電子制御式アダプティブダンパーが備わる。
車両特性を任意に変更できる「アウディドライブセレクト」も標準装備。ダンパー特性、ステアリングギア比、シフトスケジュール、エンジン出力などの設定が変わるだけでなく、前述の「リアスポーツディファレンシャル」の特性もモードに応じて変更される。



■A4シリーズの真打ち

新設定の「2.0TFSIクワトロ」は、2リッターターボエンジンとクワトロシステムを組み合わせた、A4シリーズのなかで高い人気が予想されるグレード。

先代A4の2.0TFSIとはエンジンを異にし、可変バルブリフト機構「アウディバルブリフトシステム」を新たに採用したことで、低回転でのトルク増大と、高回転までのスムーズな伸びを実現したという。最高出力は211ps/4300-6000rpm、最大トルクは35.7kgm/1500-4200rpmを発生する。
こちらのエンジンにも、前述の7段Sトロニックが組み合わされ、自慢の燃費は10・15モードで12.0km/リッターを記録する。

(文=webCG本諏訪)

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