トップニュース(リスト)GT-R、第4戦マレーシア戦でも完勝!【SUPER GT 09】 (09.06.22)
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GT500クラスの表彰式。写真左から、No.17 KEIHIN NSX(金石年弘/塚越広大)、優勝のNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(R・クインタレッリ/安田裕信)、そして3位に入ったNo.8 ARTA NSX(R・ファーマン/伊沢拓也)。
 【SUPER GT 09】GT-R、第4戦マレーシア戦でも完勝!
今シーズンも序盤から戦闘力を存分に発揮している「日産GT-R」陣営。灼熱のセパンを制したのは、ただ1台ミシュランタイヤを装着したGT-Rだった。

2009年6月21日、マレーシア・セパンインターナショナルサーキットで行われたSUPER GT第4戦。予選2位からスタートしたNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(R・クインタレッリ/安田裕信組) がオープニングラップから首位をキープ。後続がそれぞれ攻防戦を展開するなか、着実にマージンを積み上げてひとり旅。今シーズン初優勝を手にした。2位は大躍進のNo.17 KEIHIN NSX(金石年弘/塚越広大組)。3位にNo.8 ARTA NSX(R・ファーマン/伊沢拓也組)が続いた。
GT500クラスのスタートシーン。好スタートを切ったNo.3 GT-Rが終始レースをリードする展開となった。
■予選1位、まさかのピットスタート

予選のスーパーラップで快心の走りを見せたのは、ディフェンディングチャンピオンのNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/B・トレルイエ組)だった。予選1回目は5位にとどまったものの、ワンラップアタックのスーパーラップで大逆転。1号車は3戦連続でポールポジション獲得の快挙を見せた。

その1号車の先行きに暗雲が立ち込めたのは、スタート直前のこと。決勝のダミーグリッドへとクルマを運ぶも、ほどなくしてスタッフの手によってクルマがピットへと押し戻されていく。原因はミッショントラブル。瞬く間に修理が行われて出走可能とはなったが、すでにグリッドへ戻ることはできず。ピットスタートを強いられた。

ライバルの脱落によりチャンスが訪れた予選2位のNo.3 GT-Rは、暑さのなかでもハイパフォーマンスを見せるミシュランタイヤを今シーズンから新たに装着していた。先の富士戦でもそのポテンシャルの高さを証明しており、ついに見せ場が訪れることとなった。

グリーンシグナルが点灯するや、すぐに後続を引き離すかのようなダッシュを見せ、レースを牽引。後続がつばぜり合いを続けたことも、No.3 GT-Rが大きなリードを築く一因となった。
GT500クラス優勝のNo.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(ロニー・クインタレッリ/安田裕信組)
GT500クラス2位のNo.17 KEIHIN NSX(金石年弘/塚越広大組)。NSX同士の2位争いがGT-Rのリードを許した感も否めず。
■NSX勢同士の戦いからGT-R独走

序盤、予選7番手からNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R(J・P・デ・オリベイラ/荒聖治組)が3番手までジャンプアップ。緊迫したポジション争いに加わったが、ソフトタイヤ、そしてライバルより少なめのガソリン搭載量でスタートを切っていたため、早めにピットイン。No.24 GT-Rは現在ランキングトップで最重量車ゆえ、後半に入るとタイヤマネージメントが難しくなり、思うようにペースがあがらず。結果、表彰台争いをNSX勢に明け渡すこととなった。

上位を固めたNSX勢は、トップのNo.3 GT-Rがひと足先にピットインしたあとも接近戦を展開。さらにその後のピット作業でも全車がNSXお得意のリアタイヤ2本のみ交換する作戦に出て、戦いは激化した。が、この“身内バトル”が結果としてNo.3 GT-Rに独走の機会を与えてしまったといえる。差は次第に広がり、NSX勢は2位以降の表彰台を巡る争いに留まる結果となってしまった。

そのなかで一番勢いがあったのはNo.17 NSXだった。後半スティントを担当した塚越は今シーズンSUPER GTにデビューしたルーキー。初のセパンにもかかわらず「初めてのセパンだから、とにかく楽しんで走ろうと思った」のが功を奏したか、金石が築いたリードを糧に、自らも積極的な攻めの姿勢で先輩格のNSXに勝負を挑んだ。次々とバトルを制しつつ着々とポジションアップ。No.8 NSXを最終コーナーで逆転すると、ついに2位に躍り出た。

一方で、すでにNo.3 GT-R は楽勝ムード。セカンドドライバーの安田もGT500へ今年ステップアップしたルーキーだが、落ち着いたレース運びを見せ、トップでチェッカーを受けた。なお、ブリヂストンが台頭するGT500クラスにおけるミシュランタイヤでの優勝は2001年以来のことだ。
快走を見せるNo.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden(加藤寛規/吉本大樹組)。 GT300クラスを制した。

■GT300は最後尾からの大逆転

一方、GT300はスーパーラップでトップタイムをマークしたNo.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden(加藤寛規/吉本大樹組)が今季初優勝。スーパーラップ終了後、ハンディウェイトの搭載に関する規定違反でタイムが抹消され、最後尾スタートを強いられた。決勝ではその悔しさを振り払うがごとく、スタートから怒涛の追い上げ。前車を蹴散らすように次々とパッシング、早くも11周目にはクラス3位まで浮上した。その勢いはとどまるところを知らず。猛進の末、待ちわびた今季初勝利を手に入れた。

2位には、決勝日の朝スタータートラブルに見舞われながらレースをまとめたNo.19 ウェッズスポーツIS350(織戸学/片岡龍也組)、そして3位には今やおなじみのチーム作戦となりつつあるタイヤ無交換を敢行したNo.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC7(谷口信輝/折目遼組)が続いた。

セパンでシーズン前半戦を終えたSUPER GT。ランキングトップは開幕戦の覇者No.24 GT-Rだ。これにNo.36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/A・ロッテラー組)、No.8 NSXと、3メーカーがつづく。

続く第5戦はシーズンの折り返し戦。7月25-26日、宮城・スポーツランドSUGOが舞台となる。

(文=島村元子/写真=オフィスワキタ KLM Photographics J)


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