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トップニュース(リスト)波乱の第6戦鈴鹿は、KRAFTのレクサスが優勝!【SUPER GT 09】 (09.08.24)
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鈴鹿のレースながら、NSX勢は無念な結果に。表彰台にのぼったのは、(写真左から)2位のNo.3 GT-R(安田裕信/R・クインタレッリ)、優勝したNo.35 KRAFT SC430(石浦宏明/大嶋和也)、そして3位No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/R・ライアン)。
 【SUPER GT 09】波乱の第6戦鈴鹿は、KRAFTのレクサスが優勝!
若手コンビが初のポールポジションを獲得。その勢いは700kmというシリーズ最長の戦いでも衰えることがなかった。そして、初勝利をつかみ取ったふたりのドライバーは、ライトアップされた表彰台の真ん中で晴れやかな笑みを見せた。
2009年8月23日、SUPER GT第6戦の決勝が、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。予選でポールポジションにつけたNo.35 KRAFT SC430(石浦宏明/大嶋和也組)が、レース後半に訪れた混乱をもろともせず、ポール・トゥ・ウィンを達成した。またGT300クラスは、チェッカー直前のシケインで2位のNo.46 エスロード MOLA Z(星野一樹/柳田真孝組)が大逆転! 待ちわびた今季初優勝を手にした。
GT500のスタートシーン。700kmにおよぶ長距離レースの火蓋が切って落とされた。
■僅差で大嶋が初ポール

今シーズン初めて、ノックダウン予選が導入された鈴鹿戦。予選は3セッションに分けられ、そのつど出走台数が絞り込まれる。そのなかで、セッション2から調子を上げてきたNo.35 KRAFT SC430が健闘。今年からGT500にステップアップした大嶋が最終アタックで1分55秒724をマーク。No.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-RのR・クインタレッリを0.057秒という僅差で抑え、チームに今季初のポールポジションをもたらした。一方、チャンピオン争いの真っただ中にいるマシンは、重いウェイトが響き、下位グループに沈むこととなった。
リアタイヤがバースト、路面との摩擦から火災を引き起こしたNo.8 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)。このアクシデントでコース上に大量のオイルが流れたため、セーフティー・カーが導入された。
ポール・トゥ・フィニッシュをきめたNo.35 KRAFT SC430(石浦宏明/大嶋和也組)
■火が出るほどにアツいレース

決勝日の朝は日差しも強く、“真夏の一戦”という言葉がぴったりだった鈴鹿。
トップからスタートしたNo.35 SCは、時折後続のNo.3 GT-Rに詰め寄られながらも、そのポジションをキープ。最初のルーティンワークはライバルより早いタイミングでピットインし、周囲のピット作業がひととおり終るころには後続に約10秒という大差を築き上げるなど、順調な滑り出しを見せた。 その一方で、2位以降は拮抗した戦いに。激しい攻防戦はときおり接触を見せるほど、次第にヒートアップした。

レースは折り返し点を過ぎ、最後のルーティンワークを目前に新たな転機を迎えた。2番手、No.8 ARTA NSXのR・ファーマンがハードブレーキングを行った際にタイヤがパンク、ピットに戻る途中で完全にバーストしたのだ。その影響で出た火花からマシンは炎上、130Rでストップした。

これをうけ、セーフティカーがコースイン。マシンは、SCを先頭に一度グリッド上に停止してから再スタートを切った。すると、最後のルーティンワークを行うクルマが次々とピットイン。大混雑のなか、給油作業中に火災も発生し、サーキットが騒然となる場面も見られた。

波乱の展開で上位陣のポジションが入れ替わり続けるなか、No.35 SCだけはつねにマイペースでトップをキープ。当の選手たちは「緊張とプレッシャーでドキドキした」と、表彰台の上で漏らしていたが、まさに完勝でレースを終えた。2位には予選同様にNo.3 GT-R(R・クインタレッリ/安田裕信組)、3位はNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/R・ライアン組)が続いた。

大逆転でGT300クラス優勝をもぎ取ったNo.46 エスロード MOLA Z(星野一樹/柳田真孝組)
■GT300はNo.46 エスロード MOLA Zが逆転勝利

GT500よりも燃費が期待できるGT300では、3回のルーティンワークをいかに活用するかが勝敗のカギとなった。
すなわち、義務付けられた回数を消化すべく、タイヤもドライバーもそのままで給油のみ、あるいは、ピットインしても作業はせずに送り出すなど、各自いかにタイムロスをせずマシンをコースに復帰させるかの戦いでもあった。

そんななか、速いラップタイムと迅速なルーティンワークでポジションアップしたのが、予選では冴えなかったNo.46 エスロード MOLA Z(星野一樹/柳田真孝組)だった。
GT500車両が続々とチェッカーを受ける後方で、GT300の上位3台が縦一列の攻防戦を展開。クラストップを死守していたNo.2 アップル・K-one・紫電(加藤寛規/吉本大樹組)にNo.46 Zがシケイン進入で襲いかかり、渾身のオーバーテイク! その直後にいたNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)もこれに続き、2位を奪取。劇的な幕切れとなった。
真夏の鈴鹿、熱戦を締めくくる花火が夜空を彩る。


■次戦の富士はますます激戦に!?

第6戦を終えた今季のSUPER GT。今回、新たにポイントを加えたチームが増え、チャンピオン争いは混沌としてきた。No.1 MOTUL AUTECH GT-Rが頭ひとつ飛び出してはいるが、まだ一発逆転の可能性もある。9月13日に開催される次戦の富士からは、規則により、ハンディウェイトも約半分に軽減される。緊迫したバトルはまだまだ続きそうだ。

(文=島村元子/写真=オフィスワキタ KLM Photographics J)

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