トップニュース(リスト)ジャガーの旗艦「XJ」が日本に上陸 (09.09.30)
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 ジャガーの旗艦「XJ」が日本に上陸
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、フルモデルチェンジしたフラッグシップサルーン「XJ」を日本でお披露目した。正式発売は2010年3月を予定している。
XJを手がけたジャガーカーズ社デザインディレクターのイアン・カラム氏(左)。右はジャガー・ランドローバー・ジャパンのデービッド・ブルーム代表取締役社長。


■スポーツサルーンへと進化

2009年7月9日に本国で発表、日本でもすでに受注を開始している「XJ」が、ついに日本上陸を果たした。

6年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たした新型は、伝統的なスタイリングから脱却。ジャガーのブランドフィロソフィーである「Beautiful Fast Car(美しく、速い車)」を具現した先進的なデザインに改められた。「XK」「XF」の流れをくむ現代ジャガーのデザインを纏い、従来よりスポーツキャラクターを強めたポジショニングとなる。

新型「XJ」のエンジンは、510psを発生する最強ユニットを筆頭に3種を用意。すべてに6段ATが組み合わされる。「ラグジュアリー」「プレミアムラグジュアリー」「ポートフォリオ」「スーパースポーツ」の4グレードがラインナップされ、価格はスタンダードホイールベース版(SWB)が1000.0万円から1655.0万円。ロングホイールベース版(LWB)が1600.0万円と1755.0万円。いずれもハンドル位置は左右が選べる。



■3ボックスが流線形に

新型「XJ」は、先代のクラシカルな3ボックス形状から、流線形のプロファイルへと大胆に変身した。
大きく開いたフロントグリルと、バイキセノンヘッドランプが埋め込まれた細いヘッドライトが、アグレッシブな表情を持つ。後方に伸びるティアドロップ形状のサイドウィンドウも、流れるようなシェイプを引き立たせるもの。標準装備されるパノラミックサンルーフは、まるでクーペのようなルーフラインを形取っている。デザインだけでなくエアロダイナミクスも考慮され、そのCd値は0.29と公表される。「cats claw(猫の爪)」のような形状の、LEDで構成されるテールランプは、リアエンドのみどころのひとつでもある。

全長×全幅×全高=5122×1894×1448mmというディメンションは、先代より22mm長く6mm狭く12mm低いボディサイズ。ホイールベースは3032mm。上級グレードの「ポートフォリオ」「スーパースポーツ」に用意されるLWBでは、全長は5247mm、ホイールベースが3157mmにストレッチされる。



■先進のテクノロジーを使いやすく

キャビンスペースは、ウッドほかのパネルでアーチ状に囲われ、センターコンソールに丸形のセレクターを持つ「ジャガードライブセレクター」を配置。インパネには照明付きのエアベントや、アナログ時計など丸形の意匠が反復される。
シートやトリムのレザーには、英国のクラフツマンシップを思わせる丁寧なステッチが施される。

メーターナセル内には液晶モニター「バーチャルインスツルメント」が備わる。ここには3眼メーターが立体的に表示されるほか、ステアリングホイールに備わるスイッチ「インタラクティブコントロール」を操作して他の情報を映し出し、各種機能をコントロールすることができる。インパネ中央に配される「タッチスクリーン式HDディスプレイ」では画面を触ることで、カーナビだけでなく、エアコンやAVの操作が可能。さらにデュアルビューの採用によって、ドライバーとパッセンジャーそれぞれが違う映像を観ることもできる。
これらに、ふたつのUSBポートを持つ「メディアハブ」を加え、先進のテクノロジーを、シンプルに使いやすくした技術を、ジャガーでは「iTech」=Intuitive Technology(直感的テクノロジー)と呼んでいる。

エクステリアは14色、インテリアカラーは14パターン、ベニアを11種、シート&トリムの革を3種、アルミホイールを7種そろえるなど、様々な組み合わせが用意されるのも、「XJ」が提案する“パーソナル・ラグジュアリー”のひとつである。



■510psの最強エンジンも

エンジンはすでに「XK」や「XF」に搭載される、新開発の5リッターV8を採用。「ラグジュアリー」「プレミアムラグジュアリー」「ポートフォリオ」のSWBには、NAユニット(385ps、52.5kgm)を搭載。「ポートフォリオ」のLWBにはスーパーチャージド(470ps、58.6kgm)を、最上級の「スーパースポーツ」ではSWBとLWBともに、そのハイチューン版(510ps、63.7kgm)が採用される。
トランスミッションはすべてのエンジンに、6段オートマチックが組み合わされ、ステアリングパドルでのマニュアル変速も可能となる。

従来型を踏襲したサスペンションは、連続可変ダンパー付きのエアサスを採用。電子制御ダンパーは1秒間に最高500回の頻度で、セッティングを調節する。さらに、上級グレードには、トラクションコントロールとABS、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)を統合制御する、「アクティブディファレンシャルコントロール」も与えられる。

溶接部分を持たず、接着とリベット止めで組み立てられるアルミモノコックボディは、新型にも継続して採用された。軽量化と高剛性化を実現し、ハンドリング性能や乗り心地の向上に寄与すると謳われる。なお、このアルミは50%がリサイクル材であることなど、環境への配慮も訴えられる。

前後重量配分は51:49。ハンドリング性能の良さが期待できる数値だ。
トランクルームはスイッチで開閉が可能。開く角度も任意に調整できる。


■B&Wのオーディオは1200Wの大出力

安全装備としては、前席のフロント&サイドエアバッグとカーテン式サイドエアバッグを標準で採用。衝突時にボンネットが浮き上がり歩行者頭部を保護する「ペデストリアンコンタクトセンシング」も、全車に装着される。

CDチェンジャーは備わらないが、30GBのハードディスクドライブに音楽をストックすることが可能。HDDナビももちろん標準搭載される。さらに「ポートフォリオ」「スーパースポーツ」には、20個のスピーカーを配置し、1200Wの大出力を誇るBowers&Wilkins社製のプレミアムサウンドシステムが用意される。

LWBでは後席乗員用の機能も充実。リアエンターテイメントシステムや、前後左右独立調整式エアコン、リアサンブラインドなどが標準装備される。

(webCG 本諏訪)



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