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トップニュース(リスト)コンパクトカーの雄「フォルクスワーゲン・ポロ」がフルモデルチェンジ (09.10.20)
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 コンパクトカーの雄「フォルクスワーゲン・ポロ」がフルモデルチェンジ
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは2009年10月20日、フルモデルチェンジした「ポロ」を発表、2009年10月31日から販売を開始する。



■“かわいい”から“かっこいい”に

2009年のジュネーブショーでお披露目された、本国では5代目となる「フォルクスワーゲン・ポロ」が日本上陸を果たした。コンパクトカーの雄として、1975年の登場以来、世界中で1060万台以上、日本でも、15万台が販売されたフォルクスワーゲンの人気モデルである。

これまでのポロは、コンパクトなサイズと愛らしいスタイリングが受けて、オーナーの7割が女性であったが、新型はフロントまわりを一新して、“かわいい”から“かっこいい”デザインに変身。女性だけでなく男性にも強くアピールするクルマとなっている。インテリアは質感の向上に力が注がれ、その仕上がりは兄貴分の「ゴルフ」に迫るほど。さらに、デュアルクラッチギアボックス「DSG」を搭載し、同じ排気量の旧型に比べて約29%の燃費向上を図るなど、大きく魅力を増した。

日本で販売されるのは、1.4リッター自然吸気エンジンを搭載する「ポロ1.4コンフォートライン(5ドア)」の1モデルで、価格は従来と同じ203.0万円。1.2リッターTSI(=直噴ターボ)エンジン搭載モデルは、2010年の中頃に追加の予定である。



■全長4m以下、5ナンバーサイズを維持

新型「ゴルフ」や「シロッコ」の弟分らしく、水平基調のフロントグリルやシャープなヘッドライトによって、精悍なフロントマスクを手に入れた新型ポロ。先代に比べると一気に存在感がアップしているが、実際にはボディサイズは全長3995×全幅1685×全高1475mmと、全長80mm、全幅20mmの拡大にとどまり、全長4m以下、5ナンバーサイズを維持した。

サイドビューは、先代同様、6ライトのサイドウィンドウを受け継ぎ、極太のCピラーが自慢のゴルフとは一線を画するデザインとした。サイドドアモールは廃止されたものの、シャープなキャラクターラインのおかげで、引き締まった印象を受けるのも新型の特徴。そして、リアにまわると大きなテールゲートに食い込む角形のテールライトが、新型ポロの個性を際だたせている。

さらに印象的なのがインテリア。フォルクスワーゲンらしいシンプルさを貫きながら、ダッシュボードやセンタークラスター、メーターパネルなどは、上級モデルのゴルフに引けを取らないほど美しく、高い質感でまとめられている。メーターのイルミネーションは、最新のゴルフなどと同様、ホワイトに変更された。



■フォルクスワーゲンきっての低燃費車に

新型ポロの特徴として見逃せないのが、パワートレインの変更である。ポロ1.4コンフォートラインに搭載される1.4リッター直列4気筒エンジンは、排気量こそ1389ccと旧型と同じだが、最高出力は5ps増えて85psに向上(最大トルクは13.5kgmと従来どおり)。これに組みあわされるトランスミッションが注目で、ついにポロにもデュアルクラッチギアボックスの7段DSGが採用された。その結果、燃費が大幅に向上。旧型の13.2km/リッターに対して、新型は約29%アップの17.0km/リッターを達成した。日本で販売されるフォルクスワーゲンとしては過去最高の低燃費であり、平成22年度燃費基準を5%以上上回る値となった。

一方、すでにゴルフなどでおなじみのTSI、すなわち、過給器付き直噴エンジンは、残念ながら今回は間に合わず、1.2リッターTSI(105ps)は2010年中頃までおあずけとなる。

サスペンションは、前マクファーソンストラット、後トーションビームと、従来と同じ形式を採用。ただし、前後ともトレッドを拡大し、また、フロントのキャスター角を大きくするなどして、操縦安定性を高めた。タイヤは185/60R15を装着。ステアリングは、従来どおり電動油圧式を採用するが、ソフトウェアの変更などによって、フィールの改善を図ったという。

荷室容量は通常状態で280リッターで、先代より10リッター増した。

■ユーロNCAPで5つ星を獲得

安全性については、他のフォルクスワーゲン車同様、横滑り防止機能のESPを標準装備したほか、フロントエアバッグ/サイド(前席)/カーテンの計6個のエアバッグを搭載。さらに、軽量・高剛性ボディなどにより、ユーロNCAPで最高ランクの5つ星を獲得している。

装備もますます充実が図られ、携帯音楽プレーヤー対応のCDデッキ「RCD310」をはじめ、平均/瞬間燃費、平均速度などが表示できるマルチファンクションインジケーター、セミオートエアコンなどを標準で搭載。リアシートは6:4の分割可倒式を採用。ダブルフォールディング方式により、荷室拡大時にはフラットなフロアが出現する。

このように、デザインだけでなく、燃費性能や装備の点でも、旧型から大きく踏み出した新型ポロ。これだけ立派になると、ゴルフを脅かす存在になっても何の不思議もなく、フォルクスワーゲンとしても“痛し痒し”というところだろうが、われわれにとっては、ポロのような魅力的なコンパクトカーが街に増えるのは大歓迎! 今後、エンジンだけでなく、モデルの“ダウンサイジング”も進みそうだ。

(文=生方聡)

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