トップニュース(リスト)ホンダの新型スポーツ 「CR-Z」、デビュー! (10.02.25)
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「ホンダCR-Z」
 ハイブリッドでスポーツ! 「ホンダCR-Z」発売
本田技研工業は2010年2月25日、新型スポーツカー「CR-Z(シーアールズィー)」を発表。翌26日に発売する。
楔形のシルエットで、空力も自慢の「CR-Z」。サイドにはくっきりとキャラクターラインが浮かび上がる。


■かつてないスポーツカー

2007年2009年の東京モーターショーでファンの熱い視線を集めたホンダのスポーツモデルが、晴れて「CR-Z」の名でデビュー。いよいよ街を走り出す。

その最大の特徴は、ハイブリッド車であると同時にスポーツカーであること。「インサイト」などに用いられたハイブリッドカーのメカニズムを、3ドアのスポーツカーシャシーに採り込んで、エコロジーとスポーツ性、一見相反する命題を両立させたのがミソだ。
ハイブリッドカーにあっては珍しく、CVTのほか6段のマニュアルトランスミッションが選べる点でも、好きものユーザーを唸らせる。

価格は、トランスミッションに関わらず、エントリーグレードの「β(ベータ)」が226万8000円で、装備を充実させた「α(アルファ)」が249万8000円。エコカー減税の追い風にのって、クルマ好きとエコロジー派、両方のユーザーにアピールする。
青く輝く計器類がドライバーを迎える。操作しやすいよう、スイッチ類がステアリングホイールの近くに集中しているのも特徴だ。
荷室は、簡単なレバー操作でフルフラットにすることができる。容量は最大401リッター。

■定石どおりのルックス

1999年4月デビューの「S2000」以来、ホンダが手がけるひさびさのスポーツカーとなる「CR-Z」。そのエクステリアは、コンセプトカー時代のイメージをほぼそのまま引き継ぐもので、大きな“おちょぼ口グリル”や、左右に張り出したフェンダー、斜めに切れ上がったCピラーなどがチャームポイント。「低・短・ワイド」の三拍子をそろえるコンパクトなワンモーションフォルムに、躍動感と凝縮感が表現された。
全長×全幅×全高=4080×1740×1395mmと、実際のボディサイズも同社のハイブリッドセダン「インサイト」より310mm短く、45mm幅広く、30mm低い仕上がり。ホイールベースは2435mmで、これまたインサイトより115mmも短くなっている。

インテリアも、スポーツ性と先進性をミックスしたというデザイン。“走り屋御用達”の「シビック・タイプR」よりさらに30mm低いドライビングポジションや、走行モードごとに色が変わるアンビエントメーターなどが、ドライバーのヤル気を刺激する。機能美もシッカリで、フロントウィンドウは、個性だけでなくスポーツドライビングに必要なコーナリング時の視界を確保するため、左右に大きく回りこんだ形状とされた。
後方を見やれば、リアにも(オマケ程度の)シートがふたつ。前後どちらからでもワンタッチで折り畳め、通常214リッター(+床下19リッター)の荷室容量を401リッターまで拡大できる。ゴルフバッグを2つ収納できるというのもジマンだ。
1.5リッターガソリンエンジンのアウトプットは、6MTモデルが114psと14.8kgmで、CVTモデルが113psと14.7kgm。これを14ps、8.0kgmのモーターがアシストする。


■幸せな合わせワザ

そんな「CR-Z」の心臓は、コンパクトカー「フィット」とハイブリッドカー「インサイト」の“良いトコどり”だ。
すなわち、元気のよさをウリにする、フィットの1.5リッターガソリン「i-VTEC」ユニットにバルブ休止システムやアイドリングストップ機能を追加。さらに、インサイトでも用いられた「IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)」を組み合わせ、システム全体で124psのパワーと17.7kgmのトルクを発生する(MT車)。
トランスミッションはハイブリッド車には珍しく、伝統的な6段MTとシフトパドル付きのCVTが選択可能。肝心の燃費値(10・15モード)は、MTモデルが22.5km/リッター、CVTモデルが25.0km/リッターと、インサイトの30.0km/リッターには及ばないものの、フィットの1.5リッターモデル「RS」(FF/5MT)の17.2km/リッターを凌駕する。

なお、駆動方式はFFのみ。プラットフォームはそのエンジンを抱える前半部分がインサイトと共通で、それ以降のセクションは、CR-Z独自のものとなっている。
大きなグリルが目を引くフロント周り。目元のLEDポジションランプも個性を主張する。
「ホンダCR-Z」は、欧州で2010年6月ごろ、北米でも同じく8月ごろに発売される。デビューを飾った日本での月間目標販売台数は1000台で、すでに4500台以上のバックオーダーを抱えているという。

■ハンドリング・エコカー

ホンダをして「決してガンガン攻めるタイプのスポーツカーではない」と言わしめるCR-Zは、0-100km/hの加速タイムも10秒を切る程度。しかし、「ドライバーが意のままに操れるようにする」ためのコダワリはタップリだ。

フロントの足まわりには、鍛造アルミ製のロアアームを採用し(フロント:マクファーソンストラット、リア:トーションビーム式)、アルミホイールも、インサイトより5kg軽いものを採用。前後重量配分を60:40としたうえで、重心高は、「シビック・タイプR」より15mm低く抑えた。フロア下にはパフォーマンスロッドなども付け加え、軽快なハンドリングと高い安定性を両立させたという。

さらに、最新モデルらしいハイテク装備が脇を固める。ボタンひとつで、走りに喝を入れられる「スポーツモード」や、スロットルバルブやCVT、エアコンを協調制御してエコな走りができる「ECONモード」が選択可能。低燃費運転の達成度を知らせドライバーにエコドライブを促すお知らせ機能も装備するなど、エコの側面もおろそかにはしない。

坂道でのズリ下がりを防止するヒルスタートアシストや、視野角の広がったバックビューモニター(130度→180度)といった、小ワザも充実。地球だけでなく、ドライバーにもやさしいスポーツカーとなっている。

(webCG 関)



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