■MTモデルの販売を継続
フロントマスクが一新された新型「ルーテシア」は、ちょっと見にはフルモデルチェンジと間違えそうだが、実際は2006年に登場した3代目ルーテシアのマイナーチェンジ版だ。しかし、低いボンネットや「トゥインゴ」とイメージを共有するフロントグリルなどが、新鮮な印象を与えている。ボンネット、ヘッドライト、バンパーに加えて、フロントフェンダーも新設計した。リアもテールランプとバンパーをリニューアル。変更前に比べると、より洗練されたデザインになった。
インテリアは、基本的には変更前のイメージを受け継ぐが、新型では長く乗るユーザーのために、シート素材を変更して耐久性を高めたという。それでいて、適度に張りがあって、身体にフィットするシートの感触は、まさにフランス車の面目躍如である。
エクステリアデザインの変更により、全長は35mm長い4025mmになったが、シャシーは従来のままだ。それでも、サスペンションやステアリングなど、スペックに表れない改良が施されているという。エンジンは、これまでどおり1.6リッター直列4気筒DOHC16バルブ(112ps/6000rpm、15.4kgm/4250rpm)を搭載。4ATに加えて、5MTが設定されるのは、マニュアル派にはうれしいかぎりだ。ボディは5ドアのみ、カラーは9色用意される。価格は4AT車が219万8000円、5MT車が209万8000円。
ルノー・ジャポンによれば、コンパクトなボディに広い室内空間を誇るルーテシアが"ダウンサイザー"、すなわち、「フォルクスワーゲン・ゴルフ」や「プジョー307」といったひとクラス上の輸入車からの乗り換え需要にこたえると見ている。