■タレントからオリンピック選手まで
次に現れたゲストは、なんと「トシちゃん」こと、タレントの田原俊彦氏。なぜこの場に往年のアイドルが? と思ったら、彼もまた「哀愁でいと」でレコードデビューしてから今年が30周年にあたり、しかもイニシャルは「TT」。アウディジャパンのドミニク・ベッシュ社長とともに、バースディケーキに立てられた30本のローソクを吹き消した。
彼のほかにも、先ごろ開かれたバンクーバーオリンピックに出場したカーリングのチーム青森や格闘家の魔裟斗氏など、多彩なゲストが登場した。
駐車場のワンフロアを占有した会場には、クワトロの車両展示をはじめ、歴史的な写真パネルが飾られたヒストリーコーナーなどアウディゆかりの展示があるかと思えば、ドライビングゲームやプリクラが並んだアミューズメントコーナーがあり、いっぽうではバーやカジノを模したコーナーがあるといったように、非常に凝ったエンターテイメント空間が作られていた。さらには「クレイジーケンバンド」のスペシャルライブまで行われるという豪華な内容だった。
会場からプログラム、そしてゲストの人選と、自動車メーカー/インポーター主催のイベントとしては、すべてが型破りだった「アウディ・クワトロ・ナイト」。集まったプレスに向けてベッシュ社長は、「1980年に誕生してから、これまでに販売されたクワトロは約330万台。ここにきてアウディのセールス全体におけるその比率はますます高まっており、昨2009年には50%を超したという。そのパフォーマンスについては、ここで私がくどくど述べなくとも、デモランをご覧になれば納得いただけるだろう」と述べた。
そして「クワトロは単に高性能なだけでなく、非常にエモーショナルなクルマ。それこそが、30周年の節目として、このスペシャルでエモーショナルなイベントを開催した理由なのです」と締めくくった。
(文と写真=田沼 哲)