お答えします。現在主に使われているCVTは、金属ベルトを使って動力を伝えています。入力側と出力側のプーリーの径を変えることで、無段階に変速するわけですね。
シフトショックがない、細かい制御ができるので高効率である、などの利点がありますが、基本的に小排気量エンジンに適したトランスミッションです。今はようやく3.5リッターぐらいまでOKになってはきましたが、もともとせいぜい2リッターまでしか対応していませんでした。
CVTでは一度滑ると金属ベルトに表面に焼きが入って硬くなってしまい、さらに滑りやすくなってしまいます。だから、大きな負荷はあまり得意ではありません。
ところで、4WDはエンジンの動力を4輪に伝えますから、トランスミッションの負荷はFF車に較べて大きくなります。トルクが効率よく地面に伝えられる反面、逃げの余地が少なくなってしまうわけですね。
だから、通常のATでもなかなか多段化が進みませんでした。同じ車種のFFが6段なのに、4WDは4段のままということも多かったのです。同様の理由で、4WD車にはCVTが採用されないことがあるのです。