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ミニバンは、今も夢を運ぶのか? (前口上) - 02
(05.09.17)
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【撮影協力】
ロケ地=河口湖キャンプパラダイス
0555−20−4511
http://www2s.biglobe.ne.jp/~paseo/
■
ベタに使ってたしかめた
こんな風に、すっかり当たり前の存在となったミニバンだが、もともとそれが氾濫するきっかけとなったのは、家族や仲間と一緒にワイワイ乗り込んでどこかに出掛けたいという夢、あるいは幻想のようなものだったのではないだろうか。オトーサンは家族で行くオートキャンプをイメージし、家のミニバンでクルマを知った若い世代は、友達皆で遊びに行けるクルマがあれば、独りの夜や週末を過ごさないですむと信じたわけだ。
結果としてそれはクルマの問題ではなく、ミニバンを買ったからといってすべてがうまくなんていかないということは、もはや誰もが薄々気付いているに違いない。けれどミニバンが変わらず売れ続けているのは、一度知ってしまったその利便性が手放せなくなってしまったからだろうか。それとも、ミニバンはまだそんな夢や幻想を抱かせてくれる存在なのだろうか。だとしたら、そのあり方は昔と一緒なのか、それとも違うのか……。
今回は最新のミニバンを集めて、それをたしかめてみることにした。連れ出したのは販売台数がもっとも多く、それゆえに最激選区である5ナンバーサイズ、3列シート7〜8人乗り、2リッターエンジンのモデルたち。先に例に挙げたノア、セレナ、ステップワゴンに、5ナンバーという枠からは外れるが、数少ない輸入ミニバンとして、フォルクスワーゲン・ゴルフトゥーランを加えた4台である。向かったのは夏の終わりの河口湖。クルマのキャラクターに合わせて、少人数乗車でワインディングロードに向かうなんてパターンは採らずに、たくさんの人と荷物を載せて街なかを抜け高速道路を走り、湖畔でミニバンとの生活に抱く“夢の典型”たるオートキャンプをベタに楽しみながら、快適性や使い勝手その他諸々を確認した。
さて、2005年のミニバンとは一体何なのか。ひとつ言えることは、もはやミニバンを語るのは数あるクルマの1ジャンルについての話ではなく、クルマ全体の話とほぼイコールだということである。
(文=島下泰久/写真=高橋信宏/2005年9月)
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