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「スポーツカー冬の時代」なんて、ウソだ! (前口上) - 01
(05.10.16)
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残ったのは、“本物”のスポーツカー
若者たちの欲しいクルマは、今や「ミニバン」へ。そのため、国産スポーツカーのラインナップは確かに減ってしまった。そんな時代に残るスポーツカーの意義とは?
■
実は選び放題
ここ日本は今、スポーツカーにとって冬の時代だというムードが蔓延している。一時の280psをめぐる喧騒も今は昔。国産スポーツカーは軒並み姿を消し、また世間でいわれる若者のクルマ離れなどという傾向もあって、スポーツカーに乗ること自体が多くの人の興味から外れてしまった。そんな雰囲気である。
けれど、本当にそうだろうか? スポーツカーは本当に人々の関心から外れてしまったのか?
ここで断言してしまおう。決してそんなことはないはずだと。
確かに、かつて一世を風靡した、あるいは伝説を作り上げてきた国産スポーツカーたちが、今や影もかたちもないというのは事実である。「スカイラインGT-R」「スープラ」「RX-7」「シルビア」……すべて生産を終了してしまった。そしてついに「ホンダNSX」も今年その歴史に幕を降ろす。
しかしその一方で新たな、魅力的なスポーツカーが登場していることも事実だ。「フェアレディZ」は復活を果たし、マツダからは「RX-8」が、ダイハツからは「コペン」が登場した。そして今年、「マツダ・ロードスター」は第3世代へと生まれ変わり、Zはマイナーチェンジ。さらには今後も、いわゆるスーパースポーツ誕生の噂がいくつも立っている。
また、国籍を問わず今ここ日本で買えるということを条件とするならば、選択肢はさらにドーンと広がる。スポーツカーが冬の時代だというのは、実は日本だけの話。バブルの後遺症に苦しんだ日本とは逆に、ここ10年経済的に好調をキープしてきたヨーロッパでは、今、新しいスポーツカーが続々登場する、まさに我が世の春を謳歌している。しかも、これらは日本にも大量に流れ込んできて、「フィアット・バルケッタ」のようなライトウェイトから「アストンマーチン・ヴァンキッシュ」などのスーパースポーツまで選び放題だ。そして現に、ポルシェにしてもフェラーリにしても、日本での販売を確実に伸ばしているのである。これでも、まだ冬だなんて言えるだろうか?
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