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ホットハッチなんて要らないでしょ? (前口上) - 01
(06.02.16)
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「スポーティ」と「優れた使い勝手」は両立する?
走りへのこだわりを謳った「ラクティス」のこれほどまでの人気は、少々意外な感もある。しかし、その裏にはどうもホットハッチ市場の隆盛という要因があったらしい、と島下泰久は分析する。
■
「高速大容量スタイリング」がウケている?
えっ? そんなに! と、大いに驚いてしまったのが昨年秋に登場した「トヨタ・ラクティス」の売れっぷりである。人気の高かった「ファンカーゴ」の名前をあっさり捨てて、さてどうなるかと思ったら、11月の新車登録台数でいきなりの1位を獲得。その後も2位、3位とファンカーゴ時代以上の売れっぷりなのだ。正直、ファンカーゴほどサエているとは思えないネーミング含め、ここまでの人気を呼ぶとは意外であった。
このラクティス、キャッチコピーには「高速大容量スタイリング」という言葉が躍る。そのうちの“大容量”は言うまでもなく、キャビンスペースの広さのことだが、では高速とは何かと言えば、それが字面の通り、速いというかスポーティな走りっぷりのことを指しているという。それまでのファンカーゴは、“大容量”で多くのユーザーを満足させてきたけれど、今の時代のコンパクトカーはそれだけでは足りない。特に男性ユーザーがファーストカーとして選んでも満足できる運転する楽しさ、そしてスタイリングの良さが求められるのだというのがチーフエンジニア氏の弁なのだが、この売れ行きを見ると、確かにそれは十分な説得力をもって聞こえてくる気もする。
実際、その走りへのこだわりっぷりは、ちょっと驚くほどだ。トヨタ初のパドルシフト付き7速CVTを採用し、タイヤも専用開発の16インチ。ステアリングやシフトノブはレザー巻きである。さらに、チーフエンジニア氏がワンメイクレースの開催を視野に入れており、開発もそれを頭に入れて行ったと語るほどで、要するにこれがあればホットハッチなんて要らないでしょ? と謳っているわけだ。
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