
F1のトップチーム、マクラーレン・メルセデスをサポートするモービル1。1万9000rpm、200度Cオーバーという過酷な状況下でも、モービル1のエンジンオイルはその性能を維持している。
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■F1で鍛えたテクノロジー
最高回転が1万9000rpm以上にも達するF1用エンジンに使われるエンジンオイルとは、果たしてどういうものなのか。石橋さんに尋ねたところ、意外な答えが返ってきた。
「それだけの高回転に耐えるものというと、ドロドロの高粘度のものを想像されがちですが、見た目はサラサラなんですよ。F1エンジンとはいえ、現在では燃費も重要なファクターなので、高回転・高負荷時の保護性能さえよければいいというものではありませんから」
サラサラでフリクションロスがすくなく、かつ最高回転時にも油膜強度を保ち、しっかりとエンジンを保護する。それを可能にした技術がスーパーシンであり、市販用のモービル1にもF1で鍛えたテクノロジーがフィードバックされているというわけだ。
スーパーシンを配合したモービル1の摩耗防止性能を示す一例として、バルブトレーンの摩耗試験の結果をあげると、その優秀性がおわかりいただけるだろう。API(アメリカ石油協会)の定める、100時間の試験における摩耗量の許容値を1とすると、モービル1はその4倍の400時間に及ぶ試験を終えた後でも、摩耗量は4分の1に満たないというのである。
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