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カーナビ実走テスト
「ルート探索」を評価

■イクリプスAVN8806HD 9.5point

イクリプスAVN8806HD

このモデルの解説


実際に使ってみて驚かされるのは、探索スピードの速さ。従来から定評があったが、渋滞データを加味した探索でもそのスピードはまったく鈍っていない。
5ルート表示画面では地図の縮尺変更やスクロールが可能なため比較がやりやすい。乗降ICの同時指定、道路指定、経由地ごとの探索条件指定が可能なカスタマイズ性に優れた仕様は、大いに評価できるポイントだ。
さらに、通りたくない場所を指定する迂回地点の設定は、その大きさまで変えられる念の入ったもの。本機の推奨ルートにあたる渋滞考慮ルートは、高速、国道、都道府県道などを利用する標準的な経路を引くが、距離優先にすると一転して最短距離に近いルートを示す。運転の上手い人には有益だろう。


■カロッツェリアAVIC-VH009 9point

カロッツェリアAVIC-VH009

このモデルの解説


ルート探索スピードは格別、速くもなければ遅くもないレベル。ただその後に現れる結果画面は、渋滞および順調時の所要時間、乗降IC、距離などが整然と表示され、的確な情報が得られる。
最大6本の複数ルート表示もワンタッチ。その状態で地図の縮尺変更やスクロールができる便利な仕様。6ルートリストも見やすく、このあたりは実によく考えられている。ルート探索の条件が変えられるルートイコライザーは、より好みに近いルート探索をさせるうえで有効だ。
ただ、経由地を設定したいときに区間ごとに探索条件が変えられないのは、やや残念な部分。ルートの選び方は、標準的な推奨では国道や県道を主体にした人向け。距離優先でもあまりマニアックな道選びはしない。


■パナソニックCN-HDS960TD 8point

パナソニックCN-HDS960TD

このモデルの解説


複数ルートの探索結果画面は、表示がわかりにくいものが少なくないが、本機はその点も優秀。縮尺変更やスクロールはできないものの、大体の様子や雰囲気はつかむことができる。
ただ5ルートを探索させると、意外に時間がかかってしまう。乗降ICの変更ができないなどカスタマイズ性はもうひとつ。経由地を置いたときの区間ごとの探索条件は、高速、一般道、道路指定ができ、これは便利に使える。
道選びは、標準的な推奨ルートでは高速道路をよく使う傾向はあるものの、幅広い道を主体に選ぶ無難な傾向。高速優先では遠回りでも高速を選ぶ。一般道優先、距離優先にすると、細めの道も使うものの、あまり積極的に利用するタイプではない。


■クラリオンMAX960HD 7.5point

クラリオンMAX960HD

このモデルの解説


カーナビで最多の8ルート探索機能を備えているが、最初に標準ルートを引いておいて、その後で複数計算を行なうという手順。探索スピードは1ルートでもさほど速い部類ではないため、全ルートともなると時間がかかる。現実に8ルートも必要かという意見もあるだろう。
しかも全ルートの同時表示画面では、地図が小さすぎ、縮尺変更やスクロールも不可能なためルートの比較検討は不可能。このあたりはもうひと工夫欲しいところだ。
高速道路の乗降IC指定も行なえない。道選びは探索条件を変えても道幅の広い国道や幹線道を主体に選ぶ万人向け。複雑な最短ルートは引かないタイプのようだ。経由地を設定しても、そこまでルートラインを引かないこともあった。


■ケンウッドHDV-770 6point

ケンウッドHDV-770

このモデルの解説


各社の現行トップモデルは、新手の機能で迫ってくるが、そういった製品と比較すると本機は簡便そのもの。時代を少し遡ったかのような印象さえ受ける。
ルート探索に要する時間はHDDナビとしては長めで、待たされる感覚なきにしもあらず。探索したルートの結果確認も地図が小さすぎてよく判別できない。こうした作りは、買物や近場のドライブといった使い方を想定しているためだろうか。
道選びは、「標準」時には本機の性格を反映するかのように国道や幹線道などの幅の広い道をつなぐ、走りやすさ優先志向。他の探索条件でも冒険するような傾向はほとんど見られないが、場所によってはところどころで気の利いた経路を示すこともあった。




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