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カーナビの達人2007 SUMMER

パナソニック CN-HDS965TD
パナソニックCN-HDS965TD





文=生方 聡 写真=高橋信宏

CN-HDS965TD
CN-HDS965TD
354,900円(税込み/取り付け費別)

良好な地デジ受信のために4チューナー×4アンテナシステムを同梱したパナソニックのハイエンドモデルが新Fクラス。シリーズはここに紹介したインダッシュモニター仕様のCN-HDS965TDのほかに、2DIN仕様のCN-HDS945TDと、モニター取り付けの柔軟度の高いオンダッシュモニター仕様CN-HDS915TDが用意されている。価格はいずれも344,400円(税込み/取り付け費別)。
パナソニック オートモーティブシステムズ社
問い合わせ先=お客様ご相談センター
フリーダイヤル0120-50-8729
panasonic.jp/car

※画面はハメコミ合成です。


4チューナー×4アンテナのシステムイメージ
新Fクラスの高画質は4チューナー×4アンテナをはじめこんなプロセスを経て完成される。

4チューナー×4アンテナの比較
従来モデルとの受信比較。12セグエリアが広がることで従来ワンセグしか受信できなかったエリアもカバーすることができる。

「おでかけモード」の“エリアプリセット”
ふだん利用しているエリアを離れたときに、自車位置にあわせて自動的に地デジのチャンネルを自動的にプリセットしてくれるのが「おでかけモード」の“エリアプリセット”。カーナビと地デジの組み合わせが便利な機能を生み出した。


4チューナー×4アンテナに驚き
 ストラーダ新Fクラスを従来モデルと比べるとさほど変わっているようには見えないが、中身は格段の進歩を遂げているという。半信半疑で私は新Fクラスを実際に使ってみることにした。

 取材した965TDは、ふだん私が愛用する960TDのまさに進化版なのだが、このふたつ、デザインの違いを挙げようとしてもなかなか見つからない。画面下に並ぶタッチスイッチが、ブルーのイルミネーションからホワイトに変わったのだけは見逃さなかったが。

 一方、中身の進化は驚くばかりだ。まずは地デジ。2006年モデルのFクラスは、地デジチューナーを標準装備し、12セグ放送の美しい映像を高精細ワイドVGA液晶にクリアに映し出すのが自慢だった。それを支えるのがデジタルハイビジョンテレビ『ビエラ』の高画質回路PEAKSプロセッサーであったり、車載用テレビで長年培ってきたノウハウというのはいうまでもない。

 高画質をさらに広範囲で楽しむため、新Fクラスでは地デジの入口にあたるアンテナとチューナーを大改革。従来の2アンテナ×2チューナー方式から4アンテナ×4チューナーに変更したのだ。車の前後左右の4カ所にアンテナを配置し、そこで受信した電波を各チューナーで処理するのだが、4つのなかから一番強い電波を拾うのではなく、4つをデジタル処理したあとに合成することで感度アップと高画質維持を図ったというのがミソである。

 その実力はわが家の駐車場でもすぐに確認できた。自宅は東京23区内にあり、近所までは12セグが入るのに、なぜか駐車場の近くになると12セグからワンセグに切り替わってしまう。ところが4アンテナ×4チューナーの965TDは、いつもならワンセグに切り替わるポイントを過ぎても12セグのままで、画面の乱れすらなかったのだ。

 試しに常磐道を使って12セグの受信範囲をチェックしてみたら、愛車では下りが15kmポスト付近まで、上りが25kmポスト付近までカバーしたのに対し、965TDでは上り下りともに35kmポスト付近まで受信範囲が拡大していた。アンテナが前後にあるので、進行方向によって受信範囲にあまり差が出ないのも4アンテナ×4チューナーの特長。そのうえ7km〜7.5kmポスト付近にあるアンダーパスでは、愛車の960TDはワンセグのままだったのに、965TDが12セグを維持したのには驚いた。



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