加藤
最初は「えー、白いスーツ着て乗るの!?」って思ったんだけど、実際に試してみたら、我ながらカッコよかった(笑)。
荒川
嬉しいですね。加藤さんのような大人のライダーに似合うライディング・ウェアを作りたかったんです。
加藤
今回は、「大人は何を着てモーターサイクルに乗るのか?」というテーマをファッションデザイナーの荒川眞一郎さんと一緒に考えたくて、ふたりでDN-01に乗って軽井沢までツーリングしてきました。
荒川
ちょっと寒かったけれど(笑)、DN-01は楽しめますね。
加藤
荒川さんはクルマ好き、モーターサイクル好きとして知られていて、Hondaとのコラボレーションでライディング・ウェアのコレクションも発表しています。そこで、ウェアをデザイナー、ライダーの両面から語れるわけです。
荒川
自分でモーターサイクルに乗りながら、ああしたほうがいい、こうしたほうがいいというアイディアを盛り込みながらデザインしているんですよ。
加藤
つまり、ご自身がテスターだ。で、スーツでモーターサイクルに乗る、というのが新鮮でした。特に日本だと、モーターサイクルは若者のモノだというイメージが強いけれど、ミラノなんかはビジネスマンがスーツでスクーターに乗っていますよね。
荒川
ライディング・ウェアを街でも着られるようにしたい、という要望は結構あって、その気持ちもわかるんです。だけど僕の場合、発想としては逆。お洒落をする洋服だけどたまたまモーターサイクルにも乗れる、というようにしたいんです。
加藤
つまり社会性を持った衣装をモーターサイクル用にアレンジした、と。
荒川
加藤さんに着ていただいたスーツも、もともとシックなスーツがあって、そこにちょっとした工夫を凝らすことでモーターサイクル用にも使えるという考え方ですね。
加藤
荒川さんがお作りになっているようなウェアって、大人のライダーには嬉しいと思いますよ。何を着て乗ろうか、というモーターサイクルの楽しみがひとつ増えますから。
軽井沢に向けて走るHondaの新しい大型二輪スポーツクルーザー、DN-01。「大人っぽい」(荒川氏)、「都会的」(加藤)というのがふたりのデザインについての印象。ホワイト、レッド、パープル、ブラックの4色がラインナップされる中で、荒川氏は「白かな、う〜ん今日乗った紫もいいかも」、加藤は「色は黒が合うと思うよ。だけどピンストライプなんか入れてグラフィックをカスタマイズするのも面白いかも」と発言。