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カーナビの達人 2009 SUMMER

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クラリオン “スムーナビ” NX609
クラリオン “スムーナビ”


NX609
文=石田 功
写真=小林康雄



自車位置連動の
地デジ中継局サーチは進歩的


 2008年の後半、カロッツェリアとイクリプスからメモリーを採用したAVナビのライトバージョンが立て続けに登場し、メモリーAVナビ、またはライトAVナビというジャンルを確立した。しかし、そのジャンルの先駆者は何を隠そうクラリオンなのである。カロッツェリアの楽ナビ・ライト、イクリプスのAVNライトの登場からさかのぼること約半年。SDD(シリコン・ディスク・ドライブ)を地図データ用メディアに使用したスムーナビの初代モデル、NX208&NX308をリリースしていたのだ。これらのモデルは、2DINサイズのAVナビとしては手頃な価格で、隠れた人気を保っていた。とくにDVDビデオの再生が可能なNX308。ワンセグが見られて、DVDビデオも再生できるという具合に、カーナビを使っていない時も利用価値が高く、コストパフォーマンスがいいのが魅力だ。だいいち、クルマに乗った時に常にカーナビを使うかというと、必ずしもそうではない人は多いはず。むしろ、カーナビを使うのは、年に数回の遠出の時だけで、普段はカーナビをAV機器として使っているという人が大半ではないだろうか。そんな人たちにAVナビが20〜30万円といったら「高くて買えない」という答えが返ってくるだろう。当たり前の金銭感覚だと思う。そんな層に、10万円台前半の価格で、カーナビ+AV機器を提供したのが、スムーナビだったというわけ。人気が出るのも当然である。

 前置きが長くなったが、新しいスムーナビである。従来モデルは、DVDビデオ再生ありのNX308とDVDビデオ再生なしのNX208の2機種だったが、それらは09年モデルのNX309&NX209にモデルチェンジ。加えて、メモリーAVナビの上級モデルNX609が追加され、スムーナビは3モデルに増殖した。今回試用したのは、そのNX609である。

 NX609は、AV機能とナビ機能の両方を強化したモデル。AV機能は、内蔵のデジタルTVチューナーがワンセグだけではなく12セグ放送も見られるフルセグチューナーになったのがひとつ。ほかに、別売の接続ケーブルを用意すれば、最新のiPodの接続が可能になったり、Bluetoothを内蔵し対応する携帯電話のハンズフリー通話ができるほか、音楽再生機能付きのBluetooth携帯電話なら、携帯電話内に保存した音楽のストリーミング再生にも対応している。また、細かいことではあるが、プリアウト&サブウーファー出力を装備。そのため、外部パワーアンプを追加して音のクオリティアップを図ったり、サブウーファーをシステムアップすることができるようになった。音楽好きにはうれしい改良だ。

 内蔵のフルセグ対応地デジチューナーだが、4アンテナ×4チューナーの高性能タイプ。安定して高画質受信する復調LSI回路も搭載している。チューナー自体はコンパクトな設計で、チューナーはもちろん、B-CASカードスロットまで本体に内蔵している。チャンネル高速自動サーチも便利な機能だ。これは地デジ放送を視聴中に受信エリアが変わった時、スピーディに系列局や中継局のチャンネルを見つけ出す機能。そのため、高速道路を走行して県をまたいだとしても、同じ番組を見続けられるというわけだ。具体的には、中継局・系列局のチャンネルをデータベース化し、カーナビの自車位置情報と連動させることで、スムーズなチャンネルサーチを行なうというもの。これにより、サーチ時間は従来モデルの約半分に短縮したという。



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自車位置連動の地デジ中継局サーチは進歩的

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