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クラリオン “スムーナビ” NX609

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クラリオン・スムーナビで
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都心では話題のホテルが次々と誕生。行ってみたいがいったいどこにあるのかわからないということはよくある。そこでクラリオンならではの雑誌/TVサーチで検索。そしてクラリオン独自のリアルタイム渋滞情報を駆使していかに渋滞に捕まらずに行けるか、にもチャレンジした。


■都心の渋滞の海を泳いで“タクシー情報”を検証する

 スムーナビNX609を試乗することになって、どこへ行くかを考えている最中に、ピンと頭にひらめいたのが、都内のホテル巡り。というのも、iPhone/iPod touch用にも、タクシーをプローブカーに使用して渋滞情報を提供しているナビゲーションアプリがあって、たまに使ってみるのだが、タクシーの乗車待ちの列が渋滞として反映されていることが多々ある。それをクラリオンのオンライン交通情報探索では、どう克服しているかを確かめたかったからだ。

 さいたま新都心のクラリオン本社でデモカーを借り、まず目指したのは東京・汐留のコンラッド東京。途中、何度か渋滞情報を更新するものの、渋滞回避リルートを行なうことなく、スムーズに目的地に着いた。周辺には路上駐車しているタクシーが何台かいたが、地図上には渋滞情報は表示されていない。タクシー待ちの路上駐車に関しては、フィルタリングして排除しているとのことだったが、うまく機能しているようだ。

 続けていくつかのホテルを回ってみようと思ったのだが、予定変更。渋滞や混雑が表示されている道が、果たして本当に混んでいるのかを確かめることにした。VICSが提供しているのが、従来どおりの太い実線で表示され、オンライン交通情報は破線だから見分けがつくのだ。

 自車位置の周辺で、破線の渋滞情報が表示されている道を目指すと、8割方は本当に渋滞していて、情報の正確さとリアルタイム性を実感できる。ただし、すべてが渋滞しているわけではなく、スムーズに流れているのに渋滞または混雑の表示がされている道もあった。それはどういうことかと考えてみると、タクシー乗り場が近かったり、パーキングメーターがあって路上に止めやすい道が多いことに気づいた。つまり、タクシーがピタリと駐車している場合はフィルタリングできるが、タクシー乗り場の近くでタクシーが少しずつ動いている場所では、それを渋滞と認識してしまうのではないかということだ。

 もっとも試乗した時点ではオンライン交通情報に対応したクラリオン・ナビのユーザーは、まだ走り回っていないわけだから、プローブカーは必然的にタクシーだけ。クラリオン・ナビのユーザーがプローブカーとして参加し、情報が充実してくれば、渋滞情報の精度は上がってくると思われる。というのも、先に、プローブ情報を元に渋滞情報の提供を行なっているカロッツェリアのスマートループがそうだったから。始まった当初は、ほとんど渋滞情報が反映されない状況だったが、量販機種の楽ナビがスマートループに対応してプローブカーとして稼働するようになってから渋滞情報が徐々に増え始め、ホンダのインターナビの渋滞情報と連携した後に、一気に充実した。タクシーの場合、すでにある程度の台数が見込めるし、四六時中走り回っているわけだから、渋滞情報の精度が高まるのにも、それほど時間がかからないと思われる。

 このように渋滞/混雑表示がある道を目指して走り回っているうちに気づいたことがもうひとつある。渋滞/混雑が表示されている道は、タクシーの抜け道であることが多かったりするのだ。つまり、周囲の道路が混んでいたら、オンライン交通情報で混雑と表示されている道に突っ込んでみるのもひとつの手。本当に混雑している場合もあるだろうから、絶対とは言えないが、意外に渋滞している幹線の抜け道としてスムーズに走れることがあるかもしれない。


■充実した都市部の交差点案内

 ナビ機能も紹介しておこう。クラリオンのナビは、交差点拡大図に通常地図のデジタルズームを採用していたが、NX609ではデジタルズーム方式の交差点拡大図は現れなかった。ただし、車線が複数ある道では、画面右上にレーン案内が大きく表示され、走るべきレーンを指示してくれるし、幹線の複雑な交差点では、イラスト表示で案内してくれる。また、高速道路の分岐案内やハイウェイモードは親切だし、都市高速の入り口案内も、イラスト表示でわかりやすい。さらに星座を空に表示できる3Dマップなど、楽しい機能もあるし、スマートICをルート探索に反映できる先進的な実用機能もある。一般道の交差点拡大図はややしょぼいが、ナビ機能としては充分といえる。

 地デジはディスプレイがQVGAだから、12セグの本当の高画質を楽しむとまではいかないものの、文字がにじんで見づらいワンセグに比べると充分に高画質。埼玉〜都内のドライブだったので、チャンネル高速自動サーチ機能が作動することはなかったが、ほとんどワンセグに切り替わることなく、12セグ放送が快適に楽しめた。

 普通のドライバーが普通に使うには、これ以上必要ないほど機能は充実していて、高い満足度が得られるナビだと思う。



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自車位置連動の地デジ中継局サーチは進歩的

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