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カーナビの達人 2009 SUMMER

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パナソニック“ストラーダ・ポケット”

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PNDの枠を超えたPND“ストラーダ・ポケット”
2009夏のニューカーナビ























試用インプレッション


取り付けスタンドは粘着タイプ

 まずはクルマへの装着方法だが、スタンドは粘着テープで貼り付ける方式。失敗すると粘着が弱くなるので、貼り付けは一発で決めたい。そのためには、まず本体を取り付けスタンドにセットし、粘着テープのシールを貼ったままで見やすくしっかりと固定でき、しかも運転席から手が届いて、前方視界の邪魔にならないポジションを探す。そんな理想の場所が見つかったら、付属のクリーナーで貼り付ける場所をきれいにし、シールを剥がして一気に貼り付ければいい。

 スタンドのアームは可動部が3カ所。その中央にあるダイヤルを締め付ければ、3カ所の可動部が一気に締まって固定される。角度等の微調整はやりやすい。配線類は、このスタンド側に集中。ナビ本体に配線する必要がないので、取り付けスタンドからの脱着は簡単だ。配線は電源、FM VICSアンテナ、サイドブレーキの3本。すべてを配線するとクレイドルの裏に隠れていても多少目立つが、メニューでクルマの動きの検知を自動に設定しておくと、サイドブレーキへの配線は不要になる。


上級ナビと違和感のない案内と操作性

さて新たに搭載した「迷いまセンサー」の実力を試すべく、トンネルや高速道路の高架下など、GPSの信号を捉えられない、または捉えづらい場所を走り回ってみた。その結果は? 正直いって、未知数というのが本音。というのも、実は僕が借りて試した新ストラーダ・ポケットは計3台で、すべてが試作機。それらの性能がまちまちだったからだ。たとえば最初に借りたCN-MP100Dは、トンネルに入ると途中で自車マークが動かなくなった。2度目に試したCN-MP200Dも同じ。ただしGPSの信号を失った後に動いている距離が、最初に借りたCN-MP100Dよりも長い。そして3台目のCN-MP200D。この個体はトンネルに入っても自車マークは動きを止めることはなく、トンネルを抜けてGPS信号を再捕捉したときも、ほとんど修正なしで場所が合っているほど正確だった。しかも、トンネル内にカーブがあっても、自車マークが地図の道路上をきれいにトレースしている。この個体の性能が市販機と同じであれば、測位性能に関しては十分以上に合格。実際のドライブで不満に感じることは、ほとんどないと思われる。市販モデルが、この個体の性能であることを願いたい。

 次に操作性。メインメニューは、HDDストラーダで好評のツートップメニューに似たデザイン。地図下の中央にあるMENUボタンを押すと、4つの大きな検索メニューが現れる。文字もアイコンも大きいので、一瞬でわかるし誤タッチすることもないだろう。右端の「すべて」にタッチすると、全10コの検索メニューが1画面に表示されるが、これも充分に使いやすいボタンサイズだ。また200系であれば、トップに表示される4つの大きなボタンのうち「自宅へ帰る」以外の3つは入れ替えることができる。使用頻度が高い検索項目をメニューのトップに表示させることで、より使いやすさは増す。名称検索の入力メニューは50音すべての文字が表示されるタイプ。ひとつひとつのボタンは小さくなるので誤タッチに気を遣うが、たとえば「鉄道博物館」のようにタ行の文字が連続するような場合は携帯電話タイプの入力方法よりスピーディに文字を入力できる。

 名称検索でリストアップした候補を、エリアやジャンルで絞り込めるあたりは、HDDストラーダ譲りで、目的地を見つけやすい。おまかせ/有料優先/一般優先/距離優先/別ルートの5ルートを同時探索できるあたりもHDDストラーダから受け継いでいる。ルート探索にかかるスピードに不満はなし。全行程一覧で5ルートの距離や料金、所用時間を比較できるのも便利だ。

 道案内はわりとシンプルだがわかりやすい。一般道の交差点は、曲がるべき交差点の700m手前で音声案内をスタートし、300m手前まで近づくと、もう一度念押しで案内を行なう。片側複数車線の幹線を走行中なら、2〜3つ先の交差点までのレーン案内が画面に現れ、走行するのに適したレーンを表示。レーン案内の画面表示は、もう少し大きく、なおかつもう少し目立つ色味にしてもらえると、よりありがたいのだが、音声でも分岐方向を教えてくれるので、案内に従っていれば安心だ。交差点拡大は2Dと3Dを選択できるなど、カスタマイズ性もあるし、都市高速入り口のイラスト表示、ETCレーン案内などもきめ細かく行なう。自車マークの角度変化や移動の動きがスムーズなのも、見やすさを高めているポイントだ。個人的には、自車マークが点滅せず、常時表示したほうが、より見やすいと思うのだが。

 ボディは5型ワイド画面のわりにはコンパクト。画面周囲のフレームが薄く、黒で目立たないのもいい。PND/ポータブルナビの中には、ちょっと安っぽいイメージのものもあるが、高級感あるストラーダ・ポケットなら輸入車等のインテリアにも難なく溶け込みそうだ。だから、純正カーナビが古くて機能に不満がある輸入車のオーナーにも合うだろうし、カーナビなど存在しなかった時代のヒストリックカーにも似合いそう。今年のストラーダ・ポケットには本気が感じられる。



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今後の進化も楽しみな完全新設計

試用インプレッション






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