ハイブリッドに熱くなる 〜先進技術とハイスピードドライビング

高速ステージにおける、ハイブリッドモデル「GS450h」の走りは、また感動的ですらあった。エンジンパワーはGS350で十分なはずなのに、モーターがさらに加速を後押しする。この最新型ハイブリッドが環境性能に優れていることは、いまさら文字にする必要もないだろう。特筆すべきは、エクストラパワーの獲得が目当てなのかと思えるほどの、モーターの過給機的なキャラクターだ。それでいて、ハイブリッドシステムを搭載したことによる車重の増加は、ネガティブな要素にはなってはいない。むしろ、プレミアムセダンらしい心地よい重厚感をもたらしている。ワンランク上の車格-そんな言葉が頭をよぎるほどに。

実は次期型レクサスGS、ガソリンエンジン車のみならず、ハイブリッドモデルにまで、特別なスポーティーバージョンが用意されている。「IS」や「CT」でもラインナップした「F SPORT」がそれである。ノーマルとの走りの違いはあきらかだ。そのカギを握るのが、前輪を操るギア比可変ステアリング(VGRS)と、後輪操舵機構(DRS)を統合制御する、新開発の「LDH」(レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム)。車速、操舵(そうだ)角度、さらにステアリングを切る早さまでを判断材料として、ドライバーの意思を解析。必要に応じて、後輪までも逆位相(前輪と逆方向)または同位相へと自在にステアさせるというから驚く。