楽しくて、ブッ飛びました - 世界の名車・高級車が集う自動車イベント「ぺブルビーチ・コンクール・デレガンス」。きらびやかなステージで、レクサス次期「GS350」がデビューを飾った。

2011年8月18日(米国時間)- アメリカ・カリフォルニア州のペブルビーチで、次期「レクサスGS350」のデビューイベントが行われた。広大なゴルフコース内では、週末に開催される「コンクール・デレガンス」にタイミングを合わせ、さまざまなイベントが予定される。次期GSをお披露目する会場には、専用の特別な大テントが用意された。レクサスの次期GSに対する力の入れ方がよくわかる。ステージの上に、北米レクサスのトップ、マーク・テンプリン氏が立つ。冒頭の挨拶もそこそこに、彼の紹介で登場したのは、なんと! トヨタの豊田章男社長だった。

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「レクサスが目指すのは、ベストであること」。ブランドのビジョンを語り始める。「革新的かつ進歩的なラグジュアリーブランド。世界中のお客さまがラグジュアリーの頂点を考えるとき、それがレクサスであってほしい。そのゴールに達するには、いままでとはまったく違ったやり方、これまでやったことのない方法を取らねばなりません」と、レクサスブランドに対する思いを語る。レクサスGSについては、「われわれのクルマに対する情熱を表し、心動かす、レクサス・ニュージェネレーションの第一号車。ブランドの新しい方向性を指し示すモデルになります」と、その重要性を印象付ける。さらに、「もっとも大事なのがスピンドルグリル。それこそが、レクサスのデザインが完全に変わったことのシンボルなのです」と、アグレッシブな顔つきを強調した。

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“カー・ガイ”としても知られる豊田社長。「開発の途中、ニュルブルクリンクも含め、何度もテスト車のハンドルを握りました。ニューGSのパフォーマンスに自信を持ちたかったからです」。実はこの日の朝も、シリコンバレーから会場まで、新しいレクサスGSを運転してやってきた。黒い偽装を施したクルマを2台連ねてドライブしたというから、ずいぶん目立ったことだろう。「次のように言わせてください。このクルマは、運転が楽しい! ブッ飛びました!!」。大きなジェスチャーとともに、喜びのフレーズを口にする。「レクサスの開発チームは、また一段、技術的なハードルを上げたのです」次期GSの門出を華やかに飾ったレクサス。レクサスの快進撃を予感させて、スピーチのバトンがマーク・テンプリン氏に返された。

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マイクを受け取った北米レクサスのトップは、GSについての簡単な振り返りから話を始めた。北米で30万台以上を販売したレクサスGS。そのうち3分の2が他ブランドユーザーからの買い替え、ブランドスイッチであったGS。そして初めての後輪駆動のハイブリッドモデルをラインナップしたGS。レクサスGSの輝かしいファクトを述べたあと、いよいよ次期型に言及する。「……ハイレベルの品質、信頼性、快適性。比類ないサービス。しかし今やお客さまは、それ以上を求めているのです。……その答えが、コレです!」。シルバーのレクサスGS350が壇上に現れると、たちまちカメラの砲列がフラッシュを浴びせた。カラードバンパーで、上下に分かたれたスピンドルグリルが、幾多のフラッシュを浴びて、浮かび上がる。「デザインについての意見をヒアリングした際は、『スピンドルグリルは個性的でアイキャッチだ』と参加者の方々から好評をいただきました」と北米のトップ。「ヘッドランプとLEDのデイタイムランプは、いかにも速く走りそうじゃありませんか」と言葉をつなぐ。

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外観、内装について、テンポよくスピーチが進み、ドライブフィールに先駆けて、開発にあたっての基本姿勢に触れた。「ゼロから新しいGSを開発するにあたり、スタート地点は会議室やコンピューターのなかにはありませんでした。それは、ハンドルの後ろ(=ドライバーズシート)にあったのです」。次期GSは、開発当初から実際の路上で、レクサスのブランドタグラインの通り、まさに「道と語り」ながら鍛えられたということだ。「スポーティな性格を確立するために、アウトバーンで、ニュルブルクリンクで、そして富士スピードウェイでも、新しいGSの走り込みが行われました。GSは、外観も内装も、ドライバーに焦点が当てられたクルマなのです」。次のGSが、北米で市販車としてディーラーに並ぶのは、来年の2月から。発売へ向けて、今年9月のフランクフルトショーでハイブリッドモデルの詳細が公表され、11月には、ラスベガスで催されるSEMAショーで「F SPORT」が発表される。「みなさまに乗っていただくのが待ちきれません!」とマーク・テンプリン氏。チーフエンジニアの金森善彦氏を会場の人たちに紹介して、スピーチを終えた。

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