『坂の上の雲』の舞台・松山へ 「ボルボS60」で行く歴史散策の旅 サトータケシ×ボルボS60 DRIVe 明治維新から日露戦争の勝利に至る明治の日本を描いた  司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』。  福岡から東京へ向かうサトータケシがまず「S60」で向かったのは、主人公たちの故郷である愛媛県松山市だった。

webCG

松山の市街地は路面電車が走る。「春や昔十五万石の城下かな」(正岡子規)

愛媛県庁舎やデパートが並ぶ大通りからちょっと入ると、そこが目的地。

 安藤忠雄が設計した坂の上の雲ミュージアム。

品の良いフットワーク

おととしの暮れに訪れた旧海軍兵学校があった江田島を右手に(実際には見えませんが)、尾道、福山を通過してしまなみ海道に入る。しまなみ海道は、瀬戸内海のいくつもの島を“ケンケンパ”をするように渡っていく。海道に入ってふたつめの島、因島(いんのしま)にある大浜PAで休憩。ここには展望台があって、瀬戸内海を見渡せる。  因島には水軍城がある。『坂の上の雲』のワンシーンを思い出す。秋山好古が弟の真之に、秋山家の先祖は伊予水軍(海賊)だったと告げるシーンだ。その後、真之は瀬戸内の水軍の戦術を研究。それがどのくらいの効果があったかはわからないけれど、真之の戦術によって日本海海戦でロシアのバルチック艦隊に勝利することになる。  いまの元気のない日本人こそ明治期の先達に学べ! というお説教には興味がないので、先を急ぐ。四国に渡ると、今治(いまばり)インターから松山の市街地まではいくつかのルートが選べる。せっかくなので、高縄山を越えるちょっとしたワインディングロードを選択する。3段階で設定できるステアリングホイールの手応えを一番重いセッティングにして、山を登る。  1.6リッターのターボエンジンは、乾いた音をたてて回る。「ブラーボー!」という音質ではないけれど、抜けがよくて朗らか。少なくとも気に障る音ではないし、回転フィールも滑らかだ。登り坂でもパワー不足を感じることなく、音も含めて元気に登る。コーナリングも敏しょうで、ほどよくロールする大人っぽいコーナリングフォームで中速コーナーの連続をクリアする。「BMW3シリーズ」のような鋭い切れ味はないけれど、乗り心地のしっとり感は失われず、これはこれで品の良さが味わえる。  高縄山を越えると松山の市街地。何年振りかに来たけれど、記憶の中の松山より実際の松山のほうがはるかににぎやかだった。坂の上ミュージアムは路面電車が走る大通りからちょこっと入ったところにあって、すぐに見つかる。

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