新型「レクサスGS」、新たなる地平へ

新型「GS」との対話を楽しむ〜高速道路にて

「もう少し、ドライブしていたいな」搭乗時間の決まっている鹿児島空港を目前にして、心からそう思った。その日は昼前に宮崎のホテルを出て、しばらく高速道路を走ったのち、霧島をぐるりと回り込むようにして気持ちのいいワインディングロードを走ってきた。「GS350“F SPORT”」のステアリングフィールにすっかり感心していたら、アッという間にもう空港だった。シーンを前日の夕刻に巻き戻そう。

走りを予感させるデザイン。サイドビューは品格と躍動感を表現。

鹿児島空港で「GS350“version L”」を受け取った私は、主に高速道路を使っ
て宮崎へと向かった。照明の少ない高速道路に、白く明るいビームがぐうんと延びる。ドライバーはといえば、圧倒的な静けさとやわらかな照明空間のなかで、ややボリュームをしぼったマークレビンソンを楽しみながら、LEDヘッドランプの指し示す方向に向かい、ただ、おだやかにステアリングホイールとアクセルペダルを操作するのみ。

レクサスの新しい顔「スピンドルグリル」は、力強い存在感を放つ。

すると、GSは空気をキレイに裂いて走る。周りに闇が広がって、行き交う車両も少ないというシーンだからこそ、乗り手とクルマが余計に引き立って心地いい。こういうグランドツーリングの楽しみ方もあったか、と急ぎ足の毎日をしばし反省する。徹底的に雑味を排した透明感あふれる乗り味の追究こそ、レクサスの目指すべき、他にない、ひとつの方向性だったな、と確信した。

試乗の舞台は南九州。宮崎を後にして、いざ鹿児島へ。

CONTENTS

  • トップページ
  • 試乗インプレッション
    • 01.グランドツーリング
    • 02.ワインディングロード
  • 開発者インタビュー
    • 01.チーフエンジニア
    • 02.動的評価
    • 03.レクサスマイスター
  • フォトギャラリー
  • これまでの新型「レクサスGS」
  • 新型「レクサスGS」オフィシャルサイト