DRIVING IMPRESSION 新世代レンジローバーの走りを試す

思いが伝わるデザイン

車内のつくりも目を引く。試乗したうちの一台のイヴォークは、淡いベージュと濃い茶色にヘアライン仕上げのアルミを組み合わせた内装だった。クールでありながらナチュラルなテイストも生かされ、とても現代的でスタイリッシュ。ロンドンやニューヨークの最先端のホテルやレストラン、カフェの店内のようだ。

クルマのインテリアのデザインなど、もうそうそう変わったことができるわけではない。求められる機能が定まっていて、それに用いることができる空間や素材などが限られているからだ。
大切なのは“何を表現したいのか”というデザイナーの思いだろう。イヴォークには、「これが新しいレンジローバーなんですよ」という強いメッセージが込められていて、それがストレートに表れているから鮮やかに見えるのだと思う。

それはエクステリアにも共通していて、表現したいことがあるから、核になるものがあるから、デザインもこのように明確になってくる。だから、みんなそれに対して答えたくなって、僕に話しかけてきたのだろう。イヴォークとイヴォークが気になる人との間には濃密なコミュニケーションが存在しているのだ。

イヴォークのインテリアは、造形や配色だけでなく運転するためのポジションとしても優れている。これは「レンジローバー」や「ディスカバリー」、「ディフェンダー」などの“兄貴たち”譲りだ。
壮絶な悪路を走破するためには、視界確保に優れ、しっかり体を支えるシートが備わっていなければならないからだ。シートとステアリングホイールのポジション調整の幅が大きいのも良心的だ。

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