蟹瀬誠一、レガシィに乗る

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東名高速の海老名サービスエリアで、蟹瀬さんと熊谷PGMは300psを発生する2リッター直噴ターボエンジン搭載の「レガシィツーリングワゴン2.0GT DIT」に乗り換えた。ちなみに「DIT」とはDirect Injection Turboの頭文字である。
サービスエリアのパーキングから本線に飛び出すと、蟹瀬さんはホーッと感嘆のため息をついた。

蟹瀬「これはパワフルですね。2.5リッターのNAでも十分だと思いましたが、これはさらに余裕がある。2リッターでこのパワー感というのは、どういう仕組みなんでしょう?」

熊谷「燃費もよくしなければいけないし、レガシィらしい走りのよさも表現したい。そこで排気量を2リッターにダウンサイジングして効率を上げつつ、必要な時にはターボを効かせてパワーを得るという発想で開発しました」
蟹瀬「世界的に、企業全体としての平均燃費が問われる流れにありますからね」

熊谷「おっしゃる通りで、スバルとしても全モデルの燃費向上に取り組んでいます。でも、運転が“我慢すること”になってしまうと、クルマに乗ること自体が楽しくなくなります」
蟹瀬「エコとファンのせめぎ合いが技術の見せどころなわけですね」

熊谷「そこを一生懸命やっているつもりです。DITエンジンとCVT(無段変速機)の組み合わせで、ジェット機のような加速フィールを実現したと自負しているのですが、いかがでしょう?」
蟹瀬「確かに加速感に段差がないからスムーズ。この感じは経験したことないなぁ……」

東名高速から小田原厚木道路へと順調に進み、取材班は箱根のターンパイク入り口に到着。蟹瀬さんは、「運転は楽しいし、体も全然疲れなかった」とここまでの感想を述べる。すると熊谷PGMが、「現行モデルを開発する時に、“2、3時間のドライブを楽しんだ後で、目的地で元気に活動できる”というテーマを設定したんです。だからそうおっしゃっていただくのはうれしいですね」と応えた。