TOP
TOP
ゼンリンのカーナビ地図
ADASとはどんなものか
目指すところは自動運転
安全が手に入っても失いたくないものもある


地図がクルマを変える




安全が手に入っても失いたくないものもある


ルーフにレーザー計測器やカメラ、高精度GPS等を搭載したクルマで実際に道路を走って調査する。


「仮にクルマが人工知能を持ってロボットになったとすれば、人間と同じように判断し、運転しなくてはいけません。その時に目と耳になるのがカメラやセンサーなんですが、地図データはいわば頭脳(知識)の一部。たとえば、人間は運転しているとき、視野に入るすべての風景を見ているわけではなく、たとえばここに横断歩道があるから人が横切るかもしれないといったことをわかっていて対処しています。それと同じように、クルマがどこを見なければいけないかを教えるような地図にならないかと考えています」(竹川氏)

では、自動運転はいつ頃実現するのだろうか。自動車メーカー各社は2010年代後半から2020年代に向けた市販化を発表している。また、2020年に開催される予定の東京オリンピックでは日本メーカーが世界に向け自動運転をアピールするかもしれない。そんな自動運転、またはドライブアシストに貢献すべく、高精度地図データの研究・開発を進めているゼンリン。すでに点群情報から地図化する作業を自動化する研究も進んでいる。個人的には、クルマは運転そのものが楽しみと考えているのだが。

「もちろん、運転する楽しさは残っていくものと思われます。周囲の風景を楽しんだり、運転そのものを楽しんだりするための安全・安心を実現するのがADASなんです」(山口氏)

あらゆる道路での自動運転はまだ先として、まずは限られた場所やシチュエーションでの実現から始まっていくだろう。たとえば大規模商業施設に到着した際、人は先に降車し、クルマだけが自動で駐車場に向かっていく。また、突然の災害や高齢者の体調悪化など運転が困難な状況に陥った場合に、一時的に停車可能な場所に避難、回避させることができる。もちろんそれらの実現には高精度の地図情報が必要である。

山口、竹川両氏の言葉をあらためて振り返ると、ゼンリンの地図の進化がクルマを変えてしまうかもしれないという思いを強くした。



前のページへ

カーナビの達人トップへ




ADASとはどんなものか
目指すところは自動運転
安全が手に入っても失いたくないものもある