アウディ初の市販ミドシップスポーツ「R8」発表

2007.07.26 自動車ニュース

アウディ初の市販ミドシップスポーツ「R8」発表

アウディ初の市販ミドシップスポーツ「R8」発表

アウディジャパンは2007年7月26日、アウディ初の市販ミドシップスポーツカーである「R8」を発表した。

「ハイパフォーマンスラクシャリーカーセグメントに、新たなスタンダードをうち立てるクルマ」とR8を紹介する、アウディジャパンのドミニク・ベッシュ社長。
アウディ初の市販ミドシップスポーツ「R8」発表

■パワフルかつエレガンス

ルマン24時間耐久レースで5勝をあげた「アウディR8」と同じ名を冠する、市販スポーツカー「R8」は、「パワフルなスポーツカー、かつ高品質なエレガンスを持つクルマ」として発表された。

4.2リッターV8 FSIエンジンをミドに搭載。420psのパワーは2ペダルの6段MTと、アウディお得意のクワトロ、すなわち4輪駆動システムを介して路面に伝達される。

エクステリアデザインは、2003年フランクフルトショーでお披露目されたコンセプトカー「ルマン・クワトロ」をほぼ踏襲。車両の開発にはルマンの競技マシンを作り上げたチームも参加しているという。

価格は1670万円で、2007年9月上旬からデリバリーされる予定だ。


アウディ初の市販ミドシップスポーツ「R8」発表の画像
エンジン搭載位置について、レーシングカーとの共通性を説明する、エクステリアデザインを担当したフランク・ランベルティ氏のスケッチ。
エンジン搭載位置について、レーシングカーとの共通性を説明する、エクステリアデザインを担当したフランク・ランベルティ氏のスケッチ。

■ミドシップで前後44:56の重量配分

ディメンションは全長×全幅×全高=4435×1905×1250mmで、ホイールベースは2650mm。「ランボルギーニ・ガヤルド」より一回り大きいサイズである。
ボディはアウディスペースフレーム構造が採用された、オールアルミボディ。車重は1630kg。前後重量配分は44:56とされる。

現代のアウディブランドを象徴するシングルフレームグリルを持ちつつも、バイキセノンヘッドランプまわりにLEDのポジショニングランプを配した特徴的なフロントマスク。
さらにサイドビューのハイライトとも言えるのが、ドア後ろにある「エアブレード」。エンジンへの空気導入を目的とし、また、視覚的にミドシップを印象づける役割を果たすという。


アウディ初の市販ミドシップスポーツ「R8」発表

■Sではなく、Rトロニック

エンジンには「RS4」譲りとなる、高回転型4.2リッターV8 FSIエンジンが選ばれた。最高出力は420ps/7800rpm、最大トルク43.8kgm/4500-6000rpmを発生。0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は301km/hと謳われる。

組み合わされるトランスミッションは、「Rトロニック」と呼ばれる6段の2ペダルMT。ノーマルとスポーツの2モードを持ち、シフトスピードをコントロールすることができるという。
スタートダッシュ時のトラクションを最適化する、ローンチコントロール機能も備わる。

エンジンオイルの潤滑方式をドライサンプにすることで、オイルパンを廃し、エンジン搭載位置をより低くすることができたという。
アウディ初の市販ミドシップスポーツ「R8」発表

■ビスカス式LSDを採用

「ドライビングの楽しみと安全性を実現」するという、4輪駆動クワトロシステムも他のアウディモデル同様のコンセプト。ただし、ミドシップスポーツの軽快なハンドリングを実現するため、駆動力の配分にはビスカスカプリング方式が採用された。路面や走行状況に応じて、10〜35%を前輪に伝達する。

サスペンション形式は前後ダブルウィッシュボーン。オプションで、磁気流体を使った可変ダンパー「アウディマグネティックライド」も設定される。これは1000分の1秒単位で減衰力を演算し、電圧をかけることでダンピング特性を変化させるものである。

タイヤサイズは前235/35R19、後295/30R19。その奥に収まるブレーキシステムには、前8ポッド/後4ポッドのキャリパーに、アルミ材を用いたコンポジットディスクが奢られる。さらに強力なパフォーマンスを求めるむきには、オプションでセラミックブレーキシステムも用意される。


アウディ初の市販ミドシップスポーツ「R8」発表の画像

アウディ初の市販ミドシップスポーツ「R8」発表の画像

■「モノポスト」コクピット

インテリアにはアルカンターラと本革を組み合わせたスポーツシートを2脚配置。モータースポーツを意識したという「モノポスト」コクピットは、ドライバーを囲うように、ステアリングやその他コントロール類などが配される。
インパネはレザーとスチールを用いることで、スポーティでエレガントなものとされた。カーボンパーツを随所に使う、インテリアオプションも用意される。

安全装備として、運転席&助手席、サイドエアバッグやアンチスピンデバイスのESPなども標準装備。HDDナビゲーションシステムや7スピーカーのオーディオ、イモビライザーなども付与される。

なお、日本仕様は左ハンドルの6段Rトロニックモデルのみが導入される。英国にある右ハンドルモデルの導入予定はないという。

2007年8月10日には東京渋谷区の「Audi Forum Tokyo」で、アウディR8の発表を記念したトークショーが開催される。詳細についてはこちら
http://www.webcg.net/WEBCG/news/n0000017124.html

(webCG 本諏訪)

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