【スペック】全長×全幅×全高=4600×1695×1475mm/ホイールベース=2700mm/車重=1200kg/駆動方式=FF/1.5リッター直4DOHC16バルブ(110ps/6000rpm、14.3kgm/4400rpm)/価格=175万3500円(テスト車=208万50円)

トヨタ・プレミオ1.5F(FF/CVT)【ブリーフテスト】

トヨタ・プレミオ1.5F(FF/CVT) 2007.07.17 試乗記 ……208万50円
総合評価……★★★★
フルモデルチェンジした2代目「プレミオ/アリオン」。スポーティなアリオンに対して、上品さをウリにするプレミオの1.5リッターモデルに試乗した。

トヨタ・プレミオ1.5F(FF/CVT)【ブリーフテスト】

地味で皮肉な

“BC戦争”といわれた「日産ブルーバード」vs「トヨタ・コロナ」の華やかな戦いは、いまや昔。21世紀初頭には、「日産シルフィ」vs「トヨタ・プレミオ/アリオン」として、ひっそり販売競争を繰り広げる。

興隆するミニバン勢力に対抗するため、スタイリングには目をつぶって室内空間で勝負した「トヨタ・ビスタ」の失敗を活かして(?)、はたまたセールス側が分類に苦慮する「トヨタ・オーパ」の空振りをも考慮して(??)、純粋にセダンなカタチを維持しつつ、リアシートのアレンジで四角いピープルムーバーに挑んだのが、初代「プレミオ/アリオン」。使いやすい“5ナンバーサイズ”といった経験則を捨てなかったところが、いかにも商売上手な“横綱”トヨタである。

6年半ぶりのモデルチェンジとなった2代目は、縮小続くセダン市場で健闘した先代の特徴を継承しつつ内外装をリフレッシュ。“育ちすぎたカローラ”といったビッグキャビン・スタイルを採り、フェイスとテール部分を工夫してプレミオとアリオンの差異化を進め、マーケット拡大へ色気を見せる。カリーナ改めアリオンが心身“若め”層、テスト車のコロナの後継プレミオは、保守層担当だ。
ドアを開けて運転席に座れば、インテリアが小洒落ているのが、意外。硬めのシートが、また意外。高めの視点は旧型そのままなれど、走り始めればやはり硬めの乗り心地が、3たび意外!?

アメリカ車に憧れた時代はコロナとともに過ぎ去り、プレミオのカタログからもコロナの名が消えた。国内専用車種だけれどヨーロピアンなフレイバーをふりかけられた2代目プレミオは、グローバルな世界でもやはりドメスティックなモデルが使いやすいと再確認させる、地味で皮肉な存在である。

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