「スバル・インプレッサ」、フルモデルチェンジで第3世代へ

2007.06.05 自動車ニュース
「インプレッサ 20S」。
「スバル・インプレッサ」、フルモデルチェンジで第3世代へ

「スバル・インプレッサ」、フルモデルチェンジで第3世代へ

富士重工業は、「スバル・インプレッサ」シリーズをフルモデルチェンジ。2007年6月5日に発売した。

富士重工業の森郁夫社長(写真)は、「今秋、さらなるハイパフォーマンスバージョンの投入を予定している」とコメント。
富士重工業の森郁夫社長(写真)は、「今秋、さらなるハイパフォーマンスバージョンの投入を予定している」とコメント。

「スバル・インプレッサ」、フルモデルチェンジで第3世代への画像

■ハッチにバトンタッチ

7年ぶりのフルモデルチェンジで第3世代になる「スバル・インプレッサ」。2007年6月5日に販売が開始されたのは、5ドアのハッチバックモデルだ。

開発コンセプトは、「新快適スタイル」。一段上のクォリティを狙いつつ、「スポーツ」「カジュアル」「コンパクト」の開発キーワードをバランスさせた結果が、この5ドアパッケージングだという。

一新されたエクステリアデザインは、ボディサイドのキャラクターラインや短いリアオーバーハングが特徴。“鷹の目”型のヘッドランプは、先代モデルや「レガシィ」シリーズとの数少ない共通アイコンだ。
先代に比べ、ホイールベースと車幅を拡大。ゆとりある居住空間をアピールする。

エンジンは、伝統の水平対向4気筒。日本市場向けには、1.5リッター「15S」、2リッター「20S」、さらに2リッターターボ「S-GT」の3種類をラインナップする。
組み合わされるトランスミッションは「20S」が4段ATのみで、ほかは5段MTと4段ATが選べる。駆動方式は、基本的に4WD。ベーシックな「15S」のみ、FFも用意される。

価格は以下の通り。
「15S」:145万9500円〜166万9500円
「20S」:194万2500円
「S-GT」:246万7500円〜259万3500円
月間目標販売台数は、シリーズ全体で2500台となっている。

アイボリーのインテリア。
アイボリーのインテリア。
プッシュスターター(オプション)は、ステアリング右側のダッシュボードに配される。
プッシュスターター(オプション)は、ステアリング右側のダッシュボードに配される。
左右両端の張り出しを抑えた荷室。
左右両端の張り出しを抑えた荷室。

■室内空間を拡大

日本で発売されたボディ形状は、5ドアハッチバックのみ。今年4月のニューヨークショーで公開された4ドアセダンの導入は未定である。

「流麗」かつ「スポーティ」と主張されるエクステリアは、全長×全幅×全高=4415×1740×1475mmで、ホイールベースは2620mm。
先代の「インプレッサ・スポーツワゴン(1.5R)」に比べて全長が50mm短くなる一方、ホイールベースは95mm延長された。「ボディサイズをむやみに拡大することなく、十分な室内空間を確保した」と主張する。車幅は45mmワイドになり、「3ナンバー」化。高さは5mmアップした。
外観では、開口部の拡大とボディ強度を高めるべく、ドアにサッシュ(窓枠)を与えた点も新しい。

インテリアは、「15S」と「20S」で、アイボリーとオフブラックの2色から選ぶことができる。
機能面でのポイントは、ステアリングのチルト&テレスコピック機能(一部オプション)、キーレスエントリー&エンジンプッシュスタート機能(全車オプション)、盗難防止のイモビライザー(全車標準装備)など。
エアコンを一新するなどユーティリティの「新快適スタイル」も推し進めた。

荷室の容量は、定員5名乗車時に9インチゴルフバッグを2個収納できる。リアのダブルウィッシュボーン式サスペンションをコンパクトに設計することで、フラットなスペースが得られたという。

「S-GT」に搭載される、2リッターターボエンジン「EJ20」。ボンネットの開閉ヒンジは、全車ダンパー付きになった。
「スバル・インプレッサ」、フルモデルチェンジで第3世代へ

■「水平対向+ヨンク」はキープ

パワーユニットは3種類を用意。いわずもがなの水平対向4気筒だ。エンジンの搭載位置は前端部分で22mm下がり、スバル自慢の低重心化がさらに推し進められた。
ベーシックモデル「15S」に搭載される1.5リッターDOHCユニットは、2006年6月にデビューした「EL15」。110ps/6400rpmと14.7kgm/3200rpmを発生する。
性能と経済性をバランスさせたという「20S」用2リッターSOHCユニットは、140ps/5600rpmと19.0kgm/4400rpmのアウトプット。
環境面では、ともに「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」に適合する。

最もパワフルな2リッターDOHCターボエンジンは、250ps/6000rpmと34.0kgm/2400rpmを発生。搭載車「S-GT」は、ボンネットにインタークーラー用エアスクープが穿たれる。こちらは「平成17年基準排出ガス50%低減レベル」だ。

すべてのモデルに「エコ」「スポーツ」「マニュアル」モードつきの4段ATが与えられ、電子制御式4WDシステムと組み合わされる。5段MTモデルは、「15S」のFFモデルをのぞき、LSD付きのセンターデフ式4WDとなる。

新たに採用されたダブルウィッシュボーン式サスペンション(リア)。
新たに採用されたダブルウィッシュボーン式サスペンション(リア)。

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■リアにダブルウィッシュボーン

サスペンションは、フロントがマクファーソン・ストラット。リアは従来のマクファーソン・ストラットをダブルウィッシュボーン式に変更した。しなやかで上質なハンドリングを実現したという。

安全面では、「環状力骨構造ボディ」を見直し、全方位での衝突安全性アップを図った。前席デュアルエアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、さらに、前面衝突時にペダル類の後退を抑えるセーフティペダルを全車に標準装備した。

(webCG 関)

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