次期型「ホンダNSX」か!? ニュルを走ったテスト車を検証する

2007.06.01 自動車ニュース
次期型「ホンダNSX」か!? ニュルを走ったウワサのテスト車を検証する

次期型「ホンダNSX」か!? ニュルを走ったテスト車を検証する

次期型「NSX」と思われるテスト車が、ついにニュルを走った!米国で話題になったスパイビデオから、次期型「NSX」の姿を大胆予測する。


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【写真】NSXの後継車は、こんな姿で登場する!? 2007年1月のデトロイトショーで公開された、デザインコンセプト「アキュラ・アドバンスド・スポーツカーコンセプト」。

ショーカーはV10エンジンを搭載し、全長×全幅×全高=約4.61×1.99×1.22m、ホイールベースは2.76mと発表された。タイヤサイズは、フロント255/40R19、リア295/35R20だ。
【写真】NSXの後継車は、こんな姿で登場する!? 2007年1月のデトロイトショーで公開された、デザインコンセプト「アキュラ・アドバンスド・スポーツカーコンセプト」。

ショーカーはV10エンジンを搭載し、全長×全幅×全高=約4.61×1.99×1.22m、ホイールベースは2.76mと発表された。タイヤサイズは、フロント255/40R19、リア295/35R20だ。

■異様にデカい「S2000」

「S5000って呼ばれているらしいですよ」と、ホンダ関係者。

2007年5月下旬、いくつかの米国大手ウェブサイトで、次期型「NSX」らしきスパイフォトやスパイビデオが続々公開された。撮影の場所は、ドイツの「ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ」(北コース)、IP(インダストリアル・プール)と呼ばれる自動車メーカー各社の合同テスト走行だ。

まず驚かされるのは、その風貌。

ボディ前後は、まるで「S2000」! ただ、サイズはふたまわり大きい。搭載される心臓が5リッター500ps級のV10であることは、2007年デトロイトショーで本田技研工業の福井威夫社長が明言された。
で、冒頭のように、アメリカのカーマニアの間で「S5000」と呼ばれるようになったわけだ。

とはいえ、このS2000ライクな外観は、あくまでも“敵を欺くための仮装”である。
量産型は、07年デトロイトショーで公開された「Acura Advanced Sports Car Concept(アキュラ・アドバンスド・スポーツカーコンセプト)」ベースの外観をまとい、今年10月の東京モーターショーにデビューする可能性が高い。
ホンダ関係者によると「東京で出る(?)NSXは、デトロイトで出たモデルより、かなりカッコいい」という。デトロイトショーでは「コルベットっぽい」という声が多かった次期型だが……。

■意外にマイルド?

さて、ニュル走行中の次期NSX。その走りは、かなりマイルドに見える。やはり、V10搭載のFRでは、「NSX」(V6でミドシップ)のような、レーシングカーのような走りにはならないようだ。

“ガチンコライバル”となる「アストンマーチンDB9」「レクサスLF-A」(量産車名称は未確定)のニュル走行スパイビデオと比較しても、ブレーキング時のノーズダイブ量、定常旋回時のロール量が大きい。一方、アスファルトとコンクリートの継ぎ目を越えるときにクルマ全体に細かいピッチングは発生していないので、サスの味付けは、乗り心地のよさをかなり意識しているように見える。

また、S字コーナー進入状態を後方から見ていると、「明らかにSH-AWD(スーパーハンドリングAWD)が効いている」と思える。「スーッとリアが自然にコーナリングラインをトレースするような、ヨー」が発生しているのが分かるのだ。アキュラのRL(レジェンド)、MDX、RDXで採用しているSH-AWDは、初のFR仕様目指して、着々と開発が進んでいるのではないか。

■「アキュラ」ブランドでリリースか

スパイビデオの最後の部分では、コースに隣接するテスト基地に、比較車両の「ポルシェ911ターボ」を従えて入っていく姿も見られる。入り口で小さな段差を通過する様子からは、サスは硬いセッティングに見えないが、車重をガッシリと支えるような重厚さが感じ取れる。
20インチと思しきタイヤもサイドウオールの硬さはほどほどで、下からの突き上げに対して過剰な反応は見せていない。

日本では2008年に「アキュラ」ブランドをスタートさせるホンダ。次のNSXは、ブランドのイメージリーダー「アキュラNSX」として日本デビューするかもしれない。
一説には、車名がNSX以外に変わる可能性も。事の真相は、今秋の東京モーターショーで明らかにされるはずだ!

(文=桃田健史(IPN)/写真=本田技研工業)

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