「いすゞフォワード」が13年ぶりにフルモデルチェンジ

2007.05.25 自動車ニュース

「いすゞフォワード」が13年ぶりにフルモデルチェンジ

いすゞ自動車は2007年5月24日、中型トラックの「フォワード」をフルモデルチェンジし発売した。

■エルフとともに世界のスタンダードへ

1966年に初代が誕生し、このたび6代目となる新型フォワードが発表された。実に5代目の発表から13年ぶりとなる。
通常中型トラックは大型をベースとして作られる。しかし今回の「フォワード」は、先にフルモデルチェンジを果たした小型トラック「エルフ」をベースに開発されたという。世界で一番売れているとされるエルフの信頼性をフォワードでも、というもくろみだ。つまりエルフと同じく世界のスタンダードモデルをねらう、世界戦略車である。

モデルチェンジの眼目は、環境性能の向上、新免許制度対応、安全性能の強化などである。

特に環境性能では、エンジンの進化が目を見張る。新開発の5.2リッターディーゼルターボエンジンを中心に、ラインナップの多くで重量車燃費基準を達成(一部車型をのぞく)。新長期排出ガス規制に適合し、PM(粒子状物質)を低減した低排出ガス重量車にも認定される。
アイドリングストップ&スタートシステムが標準で採用されることで、排ガス、燃費への影響だけでなく、騒音の低減にも貢献する。

■中型免許対応車も登場

先にフルモデルチェンジを果たした「エルフ」同様、2ペダルMTの「スムーサーFx」が採用されたこともニュース。誤操作を抑制するシフトパターンに変更されるなどされ、使い勝手の良さが主張される。もちろんスタンダードなMTもラインナップする。

平成19年6月2日から施行される新免許制度にも対応。新たに登場する中型免許の上限となる、11トン車もシリーズに加えられた。これにより、従来の普通免許(8トンまで)よりおよそ3トンも積載能力が上がることで、輸送効率アップが見込めるという。

フロントマスクには、こちらもエルフに通じる、6ホールコンチネンタルグリルを採用。屋根には雨だれ対策の溝が走るなど、細かい改良も見られる。乗降用のグリップや、ドアハンドルなどもより使いやすくなったという。
プロの道具としての空間を作り上げたというインテリアは、シンプルかつ機能的。ブレーキペダルはつり下げ式とされ、「乗用車に近い操作感」が謳われる。ステアリングホイールは小径化された。

キーレスエントリーの他、盗難対策のためイモビライザーも全車に標準装備される。

(webCG 本諏訪)


「いすゞフォワード」が13年ぶりにフルモデルチェンジの画像

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「グローバルな視点で安全性、経済性、環境性能を考えたトラック」と語った、いすゞ自動車の井田義則社長。
「グローバルな視点で安全性、経済性、環境性能を考えたトラック」と語った、いすゞ自動車の井田義則社長。

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