クラリオン「DrivTraxP5」総括【PNDテスト】

2007.04.23 自動車ニュース

【PNDテスト】クラリオン「DrivTraxP5」を総括する

コンパクトで安い「簡易型カーナビ」としていま話題沸騰の「PND」(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)だが、気になるのは実用に使えるのか?ということ。
「カーナビの達人」による徹底比較テスト。クラリオン「DrivTraxP5」を総括すると……。

5:総括

▼クラリオン「DrivTraxP5」DTR-P5
オープン価格(実勢価格は5万円前後の見込み)

正統派のPND

厚さ22mm、質量198gのボディはスクエアかつ突起のない形状で、携帯性良好。SD/MMCスロットを装備し、カーナビ以外に圧縮音源(MP3/WMA)を再生したり、デジカメの画像を見たりできるのだが、そんなシーンでこの携帯性は活きる。そんな意味では正統派のPNDといえる。

カーナビとして見た場合、注文がいくつかある。まず操作性。トップメニューはいいのだが検索に入り込み、リスト表示に変わると1行の幅が狭く、指でタッチするのは至難の業。
もっとも検索などの操作は車内ではなく外に持ち出して、スタイラスペンを使って操作するというクセをつければ問題ないのだが。

案内はわかりやすいものと、ややわかりづらいものの差が大きいのが気になる。
たとえば方面看板表示やハイウェイモードはわかりやすいのだが、レーン案内やラリービューは瞬時に確認するには表示が小さすぎる。アイディアは優れているのだから、わずかな改良で評価が高まる可能性があるだけに惜しい。

わずかな改良で大きく化けるか

検索データは、ピンポイントの電話番号検索が充実。しかし、いざ電話番号やジャンルなどでピンポイント検索できなかった時、住所が番地までしか絞り込めないため、ピンポイント検索の手だてを失ってしまう。

つまり個人宅はピンポイント検索できないわけで、初めて行く知人の家などは、近所に着いたら電話などで場所を確認することになろう。住所データの充実も改善を望みたい。

取り付けスタンドも改良してほしいもののひとつ。付属のスタンドは、どう考えてもダッシュボード上より窓に貼るのに適した形状だが、車検や定期点検のシール以外窓ガラスに貼ることが許されていない日本では、それが不可能だ。

とはいえ、ダッシュボード上に設置するにはモニター位置が高くなりすぎて、前方視界を妨げる可能性が高い。そのためユーザーは、どのようにクルマに取り付けるか、工夫が必要になる。

注文ばかりつけたが、わずかな改良で大きく化ける可能性があるPNDがコレ。地図データやアプリケーションに関する部分は、開発を担当しているIPC(インクリメントP)もすでに認識済み。
OSにWindowsCEを採用した強みで、比較的簡単に改良が可能だというから、今後のバージョンアップに期待したい。

(文と写真=石田 功)


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