【スペック】全長×全幅×全高=4415×1800×1535mm/ホイールベース=2635mm/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブ(156ps/6300rpm、19.4kgm/5100rpm)(欧州仕様)

ダッジ・キャリバー(FF/CVT)【海外試乗記】

アメリカの味 2007.04.21 試乗記 ダッジ・キャリバー(FF/CVT)

クライスラー「ジープ」に続いて、第3ブランドとして日本市場に参入する「ダッジ」。2007年6月の導入を前に、スペインで5ドアハッチの「キャリバー」に試乗した。

普通のCセグメントとは違う

昨今なにかとネガな話題が多いクライスラーだが、彼らはそんな不安を自ら打ち消すように、ポジティブな歩みを進めている。これまで北米内だけで展開していた「ダッジ」ブランドを、「クライスラー」「ジープ」に続いてインターナショナルブランドに仕立てようというのだ。

そのために投入した第一弾が「ダッジ・キャリバー」。日本では今年2007年から輸入されるが、ヨーロッパではひと足先に2006年から売っている。この尖兵に、スペインで試乗する機会に恵まれた。

キャリバーは、ヨーロッパではCセグメントに属するモデルで、「フォルクスワーゲン・ゴルフ」「プジョー307」などをライバルと考えているという。
でもデザインはまるで違う。ダッジ伝統のクロスヘアー(レンズなどに描かれる十字線のこと)グリルを掲げた2ボックス5ドアは、最近はやりのクロスオーバースタイルなのだ。しかも骨太で力強いラインは、日本やヨーロッパの自動車にはゼッタイ出せない味といえる。

それでいて緻密な造形も見られる。たとえばルーフサイドの黒いモール。居住性重視でまっすぐリアまで伸びるルーフと、クーペのようなサイドウィンドウグラフィックを両立している。おかげで室内空間の広さはヨーロッパのライバルと同等以上という印象だった。
仕上げは安っぽいけれど、ボディカラーに合わせてレッドやオレンジやブルーにペイントされた陽気なセンターパネルが、「そんな細かいこと気にすんなよ」と語りかけてくる。

さらにアメリカ車らしいのは装備。500ccペットボトル4本が入るクーラー/ヒーターボックス、アウトドアでも活躍しそうなリアゲート裏のポップアップ式スピーカー、取り外して懐中電灯としても使える室内灯など、タイヤのついた部屋という感じの、実用本位のアイディアがあふれている。

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