第2戦、アロンソV、マクラーレン1-2達成【F1 07】

2007.04.09 自動車ニュース
開幕戦と同じ顔ぶれ、並び方が違うポディウム。ウィナーのフェルナンド・アロンソ(中央)と2位ルイス・ハミルトン(左)、そして3位キミ・ライコネン。最悪の2006年からこれほど早くマクラーレンが復活するとは……。(写真=Ferrari)
第2戦、アロンソV、マクラーレン1-2達成【F1 07】

【F1 07】第2戦マレーシアGP、アロンソV、マクラーレン1-2達成

F1世界選手権第2戦マレーシアGP決勝が、2007年4月8日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(5.543km)を56周して行われた。

気温34度、灼熱のレースを制したのは、2005-06チャンピオンのフェルナンド・アロンソ。マクラーレン移籍2レース目にして早々に勝利を収めた。

2位はマクラーレンの大物新人ルイス・ハミルトン。昨年0勝で終わった名門チームは、2005年9月のブラジルGP以来となる1-2フィニッシュに沸いた。

開幕戦で完勝したフェラーリのキミ・ライコネンは、マクラーレンの陰に隠れて3位でゴールした。

勝負の大勢が決まったスタート。2番グリッドのアロンソ(中央)がポールシッターのマッサ(右)を抜きトップへ。その後ろ、ハミルトン(左)もマッサ&ライコネンのフェラーリをオーバーテイク。マクラーレンの1-2フォーメーションがあっという間にできあがった。(写真=Mercedes Benz)
第2戦、アロンソV、マクラーレン1-2達成【F1 07】

以下、4位に好調BMWザウバーのニック・ハイドフェルド、5位にポールシッターながらルーキーのハミルトンにしてやられたフェラーリのフェリッペ・マッサ、6位に昨年のウィナー、ルノーのジャンカルロ・フィジケラ、7位にトヨタのヤルノ・トゥルーリ、そして8位にルノーの新人ヘイキ・コバライネンらが入り、ポイントを手に入れた。

初戦に続き、ホンダは不調にあえぎ、ルーベンス・バリケロ11位、ジェンソン・バトン12位という結果。いっぽうスーパーアグリは、佐藤琢磨13位、アンソニー・デイヴィッドソンは16位でフィニッシュした。

序盤の激しい2位争い。先行するハミルトン(手前)にマッサ(奥)が度々襲いかかったが、GPたった2戦目のルーキー、ハミルトンはまったく動じず。マッサのコースアウトで決着がついた。(写真=Mercedes Benz)
序盤の激しい2位争い。先行するハミルトン(手前)にマッサ(奥)が度々襲いかかったが、GPたった2戦目のルーキー、ハミルトンはまったく動じず。マッサのコースアウトで決着がついた。(写真=Mercedes Benz)
前戦オーストラリアからエンジンに不安を抱えいたライコネンのフェラーリ。結局何事もなく3位でゴールできたのだが、初戦の圧倒的なスピードは見られず。しかし終盤2位ハミルトンへのチャージはさすがだった。(写真=Ferrari)
前戦オーストラリアからエンジンに不安を抱えいたライコネンのフェラーリ。結局何事もなく3位でゴールできたのだが、初戦の圧倒的なスピードは見られず。しかし終盤2位ハミルトンへのチャージはさすがだった。(写真=Ferrari)
2005-06年のマレーシアGPウィナー、ルノーはかつての輝きを見せられず。ヘイキ・コバライネン11位、ジャンカルロ・フィジケラ12位と中段からスタート。それでもレースでは持ち直し、フィジケラ(左)はトヨタのヤルノ・トゥルーリ(右)を従えて6位、その後ろでコバライネンが8位でゴールし、Wポイント獲得に成功した。(写真=Renault)
2005-06年のマレーシアGPウィナー、ルノーはかつての輝きを見せられず。ヘイキ・コバライネン11位、ジャンカルロ・フィジケラ12位と中段からスタート。それでもレースでは持ち直し、フィジケラ(左)はトヨタのヤルノ・トゥルーリ(右)を従えて6位、その後ろでコバライネンが8位でゴールし、Wポイント獲得に成功した。(写真=Renault)

■大物ルーキーの底力

第1戦オーストラリアでのライコネン/フェラーリ圧勝から3週間。シーズン前の下馬評どおり、フェラーリがチャンピオンシップを引っ張るかと思いきや、2戦目のマレーシアでは別の展開が待ち受けていた。

トップ10グリッドを決める予選Q3でポールポジションを奪ったのは、フェラーリのマッサだった。

シューマッハー引退後、ナンバー2の呪縛から解かれたマッサは、開幕前の冬のチャンピオンといえるほど勢いに乗っていた。オーストラリアではトラブルに見舞われたマッサ、ようやく本領発揮となるかと思われたが、結果はさにあらず。

決勝スタート、予選2位のアロンソと同4位のハミルトンが、ポールのマッサと3番グリッドのライコネンを出し抜き、マクラーレンが早々に1-2フォーメーションを確立した。

アロンソが逃げ、ハミルトンがフェラーリを抑えるというマクラーレンにとって理想的な状況。アロンソは1周あたり0.7秒程度速いペースでマージンを築き、序盤からレースをコントロールする立場についた。

いっぽうのフェラーリ勢は、出だしで躓いただけでなく、マッサの手痛いミスにも泣く破目に。
2位ハミルトンを料理したいポールシッターは、2周目の第4ターンでオーバーテイクを試みるも失敗。その3周後の同じ場所で同じようにトライしたが、今度はコースを大きくはみ出してしまい、後ろのライコネン、ハイドフェルドに先を越されてしまった。

スタートをうまく決めただけでなく、マッサ、さらに終盤執拗に攻め立ててきたライコネンといった先輩格のプレッシャーをものともせず、結局最後まで2位を守りきったハミルトンに、大物ルーキーの底力を見た気がした。

マクラーレンのチーム史上もっとも若いドライバーコンビは、それぞれの役回りをちゃんとこなし、2戦目にして早々と勝利を手にした。
フェラーリvsマクラーレン、2強による争いが熾烈を極める予感がする2007年シーズン序盤戦だ。

次戦は1週間後、4月15日のバーレーンGPだ。

(webCG 有吉)

予選Q3に進出できるポテンシャルは持っているトヨタ。トゥルーリ(写真)は8番グリッド、ラルフ・シューマッハーは9番グリッドだったが、スタートに失敗。トゥルーリは終始フィジケラの後を追いかけ7位でゴール、ポイントを獲得した。シューマッハーはタイヤの空気圧が下がるというトラブルに見舞われ、1周遅れの15位でレースを終えた。(写真=Toyota)
予選Q3に進出できるポテンシャルは持っているトヨタ。トゥルーリ(写真)は8番グリッド、ラルフ・シューマッハーは9番グリッドだったが、スタートに失敗。トゥルーリは終始フィジケラの後を追いかけ7位でゴール、ポイントを獲得した。シューマッハーはタイヤの空気圧が下がるというトラブルに見舞われ、1周遅れの15位でレースを終えた。(写真=Toyota)
安定しないマシンに手を焼いているホンダ勢。予選でルーベンス・バリケロはTカーにかえて19番手タイム。決勝では再びレースカーに乗り換えピットからスタートし、粘って11位でフィニッシュした。ジェンソン・バトン(写真)は、15番グリッドからスタートした直後にエイドリアン・スーティル(スパイカー)に接触され後退。徐々にポジションを上げながらも12位ゴールがやっとだった。ホンダ復活はヨーロッパラウンドまでおあずけか?(写真=Honda)
安定しないマシンに手を焼いているホンダ勢。予選でルーベンス・バリケロはTカーにかえて19番手タイム。決勝では再びレースカーに乗り換えピットからスタートし、粘って11位でフィニッシュした。ジェンソン・バトン(写真)は、15番グリッドからスタートした直後にエイドリアン・スーティル(スパイカー)に接触され後退。徐々にポジションを上げながらも12位ゴールがやっとだった。ホンダ復活はヨーロッパラウンドまでおあずけか?(写真=Honda)
オーストラリアでのまさかのQ3進出&予選10位から3週間、スーパーアグリは、ワークス・ホンダと肩を並べるパフォーマンスを披露---といっても中段グループでの話だが。
佐藤琢磨(写真)はバトンのひとつ上、14番グリッドを獲得。レースでは接触により19位までドロップしたが徐々にポジションアップし13位でゴールした。ピットでのタイムロスがなければ、12位バトンを上回っていたかも……。
いっぽうアンソニー・デイヴィッドソンは、予選Q1で他車に引っかかり18番グリッドからレースを組み立て、アンダーステアと格闘しながら16位で完走した。(写真=Honda)
オーストラリアでのまさかのQ3進出&予選10位から3週間、スーパーアグリは、ワークス・ホンダと肩を並べるパフォーマンスを披露---といっても中段グループでの話だが。
佐藤琢磨(写真)はバトンのひとつ上、14番グリッドを獲得。レースでは接触により19位までドロップしたが徐々にポジションアップし13位でゴールした。ピットでのタイムロスがなければ、12位バトンを上回っていたかも……。
いっぽうアンソニー・デイヴィッドソンは、予選Q1で他車に引っかかり18番グリッドからレースを組み立て、アンダーステアと格闘しながら16位で完走した。(写真=Honda)

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