第37回:「アルファ8Cコンペティツィオーネ」です(4)
2007.04.08 エディターから一言第37回:「アルファ8Cコンペティツィオーネ」です(4)
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ヒストリー
2007年4月2日に行われた「アルファ8Cコンペティツィオーネ」のお披露目会で展示されていた「アルファ・ロメオ・ティーポ33」。
1968年型。1995ccV8搭載(270hp)。V字の角度は、もちろん90度。
ヒストリーを書いておきましょうね。
フランス、イタリアのヒルクライムで腕試しをしたのち(いずれも2位)、ホッケンハイムを2回走り、ヴァンズドルフ(1位)、ルマン24時間レース(6位)、ニュルブルクリンク1000km(7位)と、立派な戦績。アルファ・ロメオ、8Cコンペティツィオーネの発表に合わせて、すごいクルマを引っ張り出してきたな。
自動車メーカーにとって“ブランド”がやたらと大切になってきた今日この頃。歴史的な名車がよりどりみどりなアルファ・ロメオは、他社にとってうらやましい限りでしょう。
それもこれも、ツラくたって、悲しくったって、ちっとも勝てなくったって、レースをやりつづけた恩恵……、てなことを、いま最も強く再認識しなければならないのは、もしかしたらアルファ・ロメオ自身なのかもしれません。
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