新型「アキュラ」がデビューウィン! 〜アメリカン・ルマン・シリーズ開幕戦、セブリング12時間

2007.03.28 自動車ニュース

新型「アキュラ」がデビューウィン! 〜アメリカン・ルマン・シリーズ開幕戦、セブリング12時間

北米スポーツカーレースの最高峰、ALMS(アメリカン・ルマン・シリーズ)が2007年3月16日、フロリダ州セブリングでの「セブリング12時間」で開幕。
アンドレッティグリーンレーシング(T・カナーン/D・フランキッティ/B・ハータ組)の「アキュラARX-01a」が、デビュー戦で総合2位、クラス優勝の偉業を成し遂げた。

■年に一度のビッグイベント

フロリダ半島のほぼ真ん中。ディズニーワールドで有名なオーランドからクルマで1時間半ほど南下すると、小さな街、セブリングに辿り着く。フロリダ・オレンジの産地としてしられるこの地は、年に一度、伝統のスポーツカーレースで活気づく。

今年55回目を迎えた「セブリング12時間」が開催されるのだ。

同レース場は元々飛行場だった場所を、1周3.7マイル(5.92km)のフラットなコースへと改良。近年は、ALMSオーナーのドン・パノス氏が施設を買収し、隣接するホテル建設やピットエリアの大幅改築などが進んでいる。

■アキュラとポルシェの一騎打ち

ALMSは、LMP1、LMP2、GT1、GT2の4つにクラス分けされている。

LMP1は、アウディワークスの「R10 TDI」(直噴ディーゼルターボ)のみがエントリー。昨年のセブリング12時間のデビューから丸1年、今回も圧倒的トルクと静粛サウンドで他をまったく寄せ付けず、F・ビエラ/E・ピロ/M・ヴィーマー組が364周を走り切り総合優勝を飾った。

いっぽう、LMP2はアキュラとポルシェの全面対決となった。80年代のIMSAシリーズ参戦以来、久々のワークスとしてスポーツカーレースに参戦するホンダ/アキュラ。  

IRLでの技術を活かした新型エンジン「アキュラLM V-8」は、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント社(カリフォルニア州サンタクラリタ)が独自開発した。
昨2006年4月のニューヨーク国際自動車ショーで参戦計画を発表し、既報のとおり、8月末にはアリゾナ州ファイアバードレースコースで実走テストを開始。その後、ハイクロフトレーシングを開発チームとして、耐久テストを繰り返してきた。

今回のセブリング12時間には、アンドレッティグリーンレーシング、フェルナンデスレーシングも加わり計3台がエントリー。
昨年のLMP2シリーズチャンピオンのチームペンスキー、さらにはスポーツカーレース界の老舗ダイソンレーシングの手による「ポルシェRSスパイダー」との一騎打ちになった。

結果、耐久力に勝るアキュラ勢は、T・カナーン/D・フランキッティ/B・ハータ組が、IRL時代からのチーム連携力を活かして358周を走行し総合2位(LMP2クラス優勝)。
さらに、A・フェルナンデス組が総合3位(LMP2クラス2位)、テストチームのD・ブラバム組も、総合6位(LMP2クラス4位)に入った。

優勝したアンドレッティグリーンレーシングは、オーナーのマイケル・アンドレッティをはじめ、各ドライバーが初出場とは思えないほどリラックスした表情でレースにのぞみ、ほぼノントラブルで初優勝を成し遂げた。
翌週マイアミ・ホームステッドでひらかれるIRL開幕戦に向けて、絶好のスタートだ。
ALMS第2戦は3月31日、フロリダ州セントピータスブルグでIRL第2戦と併催される。

(文=桃田健史(IPN)/写真=本田技研工業)


新型「アキュラ」がデビューウィン! 〜アメリカン・ルマン・シリーズ開幕戦、セブリング12時間の画像
アンドレッティグリーンレーシングの「アキュラARX-01a」
アンドレッティグリーンレーシングの「アキュラARX-01a」
クラス優勝した(左から)、B・ハータ、T・カナーン、D・フランキッティの3人。
クラス優勝した(左から)、B・ハータ、T・カナーン、D・フランキッティの3人。

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