新型「GTR」、最高出力は450psでキマリ!?

2007.03.16 自動車ニュース
写真は「G37」のコンセプトモデル、「Gクーペ・コンセプト」。
新型GTR、最高出力は450psでキマり!?

新型「GTR」、最高出力は450psでキマリ!?

2007年ニューヨーク国際自動車ショー(4月6日〜15日)事務局は3月13日、同ショーにおける「インフィニティ」の出展車として「G37スポーツクーペ」と新型コンパクトSUV「EX」が登場することを明らかにした。

 

■GTR=3.7リッター+ツインターボ

インフィニティG37スポーツクーペは、新型「G35セダン」(スカイライン)の2ドアバージョンである。かねてからのウワサ通り、新型スポーツクーペの排気量はその車名にある3.7リッターだ。

G35のエンジンは、これまでのVQユニットのブロック剛性を強化し、ヘッドまわりを高回転型に変更するなど多岐にわたる改良を施した、VQ35HR(日本仕様スカイラインで315ps)。新型スポーツクーペのエンジン名称もVQ37HRとなることは間違いなく、200ccぶんの排気量アップを直接的に出力換算すれば、その最高出力は330psオーバーになることが予想される。

ということは……今年10月の東京モーターショーにデビューする新型「GTR」のユニットの姿がハッキリと見えてくる。

すなわち、新型GTRのエンジンブロックはVQ37HRと基本的に共通、左右バンクそれぞれにターボチャージャーを配備。エンジン内部にはチタン合金など高度な素材を用いる。最高出力は、VQ37HRより100ps以上の上乗せになるに違いない。
課題は、その最高出力値をどのレベルまで引きあげるかだろう。

 

■価格は750万円前後か

2007年1月のデトロイトショー公開の「レクサスIS-Fコンセプト」が5リッターV8で400psオーバー、先のジュネーブショー公開の「BMW M3コンセプト」が4リッターV8で400psオーバーである。新型GTRは、米国市場では6万5000ドル(750万円)前後の価格帯に属するから、こうしたハイパフォーマンスセダンの、事実上のライバルとなる。

アメリカのハイパフォーマンスカーのユーザーは、最高出力を気にする傾向が強い。それぞれメーカー側も、お互いの出方を見ながら最終的な最高出力値設定を目論んでいる。
こうしたクルマの場合、一般車に比べて燃費数値(米国EPA/MPG値)は軽視される傾向にある。ピークパワーに関して、ターボ車であるGTRはライバルたちより有利。ブーストのコントロールにより出力特性への融通が利くはずだ。

さらに、米国市場のライバルとして、「コルベットZ06」(511ps)、「ダッジバイパー」(600hp)の名も挙げられる。GTRは最低でも450psを明示することが必要になるだろう。それだけの出力を、(採用するとウワサされる)新型DSGでいかに受けとめ、新型アテーサET-Sでいかにコントロールするのかも興味深い点だ。

新型GTR、最近ではアメリカの市街地をテスト走行している姿が、たびたび目撃されている。

(文=桃田健史(IPN))

関連記事
  • 日産GT-R NISMO(4WD/6AT)【試乗記】 2016.11.3 試乗記 日産の高性能スポーツモデル「GT-R」の中でも、特に動力性能を突き詰めた「NISMO」。クローズドコースはもちろん、一般道でも感じられる標準車との違いとは? NISMOだけが持ち合わせる“研ぎ澄まされた気持ちよさ”をリポートする。
  • 日産GT-Rトラックエディション engineered by nismo(4WD/6AT)【試乗記】 2016.12.27 試乗記 「日産GT-R」のなかでも、標準仕様のルックスの下にNISMOチューンのボディーとアシを隠し持つ、特異なキャラクターの「トラックエディション engineered by nismo」。マニア心を刺激する、このグレードならではの魅力をリポートする。
  • レクサスLC【開発者インタビュー】 2017.5.5 試乗記 一台のニューモデルという枠を超えて、これからのレクサスの方向性を指し示すという重要な役割を担うことになる「レクサスLC」。欧米のプレミアムブランドに立ち向かうための戦略を、開発を担当した落畑 学さんに伺った。
  • レクサスLC500“Lパッケージ”/LC500h“Lパッケージ”【試乗記】 2017.5.4 試乗記 “製品化を前提としない”はずだったコンセプトカーの発表から5年。ほとんどそのままの姿で登場し、世間を驚かせた「レクサスLC」がいよいよ日本の公道を走る。新開発のFRプラットフォームや10段AT、マルチステージハイブリッドなどの技術を満載した、新世代のラグジュアリークーペの出来栄えは?
  • ポルシェ911 GT3(RR/7AT)/911 GT3(RR/6MT)【海外試乗記】 2017.5.22 試乗記 ピュアなレーシングカーである「ポルシェ911 GT3カップ」譲りの4リッター水平対向6気筒エンジンを得て、一段とサーキットに近い成り立ちとなった新型「911 GT3」。その実力を南スペインで試した。
  • ベントレー・フライングスパーW12 S(4WD/8AT)【試乗記】 2017.5.23 試乗記 「ベントレー・フライングスパー」に、最高速度325km/hの「W12 S」が登場! ベースモデルに上乗せされた10psと20Nmに、230万円のエクストラに見合う価値はある? ややコワモテの試乗車と対した筆者は、見て驚き、乗って驚き、走らせてまた驚いた。
  • ポルシェ・カイエンGTS(4WD/8AT)【試乗記】 2017.5.16 試乗記 発表から7年、その後のマイナーチェンジからもはや2年半が経過した2代目「ポルシェ・カイエン」。もはや円熟の域に達した感のある同車は今、われわれにどんな走りを見せてくれるのだろうか。スポーティーな「GTS」グレードのステアリングを握った。
  • ケータハム・セブン スプリント(FR/5MT)【試乗記】 2017.5.1 試乗記 「ロータス・セブン」の魅力を今日に伝える「ケータハム・セブン」に、“オリジナル・セブン”の誕生60周年を祝う限定モデル「セブン スプリント」が登場。クラシカルなデザインとプリミティブな走りがかなえる唯一無二の魅力に触れた。
  • フェラーリGTC4ルッソ(4WD/7AT)【試乗記】 2017.5.8 試乗記 ユニークなシューティングブレークボディーをまとう「フェラーリGTC4ルッソ」に試乗。6.3リッターV12エンジンが発する咆哮(ほうこう)に浴すれば、この異形のフェラーリが、正統派の系譜にあることがすぐに理解できるだろう。
  • 800psの「フェラーリ812スーパーファスト」が日本上陸 2017.5.23 自動車ニュース フェラーリ・ジャパンは2017年5月23日、最高出力800psを発生する新たなフラッグシップモデル「812スーパーファスト」を日本国内で初披露した。
ホームへ戻る