【スペック】全長×全幅×全高=5075×1870×1420mm/ホイールベース=2955mm/車重=2000kg/駆動方式=FR/5.5リッターV8DOHC32バルブ(387ps/6000rpm、54.0kgm/2800-4800rpm)/価格=1520万円(テスト車=1595万6000円/フルレザー仕様=52万5000円/ディストロニック=23万1000円)

メルセデス・ベンツCL550(FR/7AT)【試乗記】

無駄を楽しむ 2007.03.07 試乗記 メルセデス・ベンツCL550(FR/7AT)
……1595万6000円

7年振りにフルモデルチェンジされた、ベンツのラクシャリークーペ「CLクラス」。快適で豪華な新型に乗ってみると……。

ラクシュリーの頂点

「Sクラス」の贅沢さと最新技術を受け継ぎながら、Sクラスよりもさらにパーソナルなイメージを打ち出すラクシュリーカーがCLクラスである。Sクラスのフルモデルチェンジに続き、このCLクラスも2006年後半に新世代を迎え、日本でも販売がスタートした。

旧型に比べて、全長で75mm、全幅で15mm、全高で20mm拡大したCLクラスは、物理的なサイズアップ以上に大きく見える。張り出した前後のフェンダーや大きな弧を描くルーフライン、そして、スリーポインテッドスターを中心に納めた押し出しの強いグリルのデザインがそう思わせるのだろうか? 堂々たる姿はラクシュリーの頂点にふさわしいが、クーペとしてのエレガントさがやや不足気味なのが、個人的には気になるが……。

しかし、室内に目をやれば、上質なレザーやウッドで覆われたパネルに、光り輝くスイッチ類があしらわれた様子は贅沢の一言で、Sクラスと細部が異なるデザインには、クーペらしいスポーティさが感じ取れた。

インパネは、中央に配置される大きな速度計がデザインを特徴づけている。しかもこの部分は8インチディスプレイに表示される映像である。ステアリングコラム右側から伸びる「ダイレクトセレクト」と呼ばれるシフトレバーや、センターコンソール部のコントローラーに各種スイッチを統合した「COMMANDシステム」とともに、すでにSクラスでもお馴染みの装備だ。
このうち、速度計だけはいまだに違和感を拭えないが、CLクラスに標準装着される暗視システム「ナイトビューアシスト」を使って、夜間の映像を速度計の代わりに表示させ、その明瞭な画像を見せつけられると、「バーチャルな速度計も時代の流れか」と思えてしまう。

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