【スペック】全長×全幅×全高=4233×1776×1651mm/ホイールベース=2578mm/車重=1382kg/駆動方式=FF/1.4リッター直4DOHC16バルブインタークーラー付きターボ+スーパーチャージャー(140ps/5600rpm、22.4kgm/1500-4000rpm)(欧州仕様)

フォルクスワーゲン・クロスゴルフ TSI DSG(FF/2ペダル6MT)【海外試乗記】

意外とマジメ 2007.03.03 試乗記 フォルクスワーゲン・クロスゴルフ TSI DSG(FF/2ペダル6MT)


不肖小沢、ワケあって今年に入ってから前代未聞の“ドイツ半移住計画”を進めておりますっ! 月の半分をドイツに住み、クルマ仕事をしつつもヨーロッパの勉強をしようという実に壮大な計画!
そのドイツからの仕事第一弾として、まだ日本人ジャーナリストは誰も乗ってない(だろう)、「VWクロスゴルフ」試乗記を発表いたしますっ!

ニュースタイルを提案

「クロスゴルフ」ってのは、要するに昨2006年に日本に入ってきて注目を集めたクロスポロのゴルフ版。イメージ的には“アウトドアのゴルフ”で、最大のポイントはファッショナブルなこと。
ここ数年でフォルクスワーゲン内に新設された「インディビジュアル部」が企画したもので、見てくれは車高がちょっと上がったヘビーデューティな4WD風。しかし、中身は今まで通りFFで、その昔、クルマの屋根にサーフボードを積んでるだけで海には行かない“陸サーファー”ってのがいたが、クロスゴルフはさしずめ“陸ヨンク”なのである。

ただ、VWがスガスガしいのは“陸”であることを隠していないこと。見る人が見れば明らかにFFであり、無理して本格4WDっぽく繕ってない。つまりお客を騙そうというより、単純に「コッチのほうがカッコいいでしょ?」とニュースタイルを提案しているのだ。
実際にウケはよく、昨年売れた「クロスポロ」はドイツだけでも8万6000台。実にポロ全体の11%であり、現地スタッフによれば完全に「予想以上」だとか。
よってその成功体験を元にゴルフ版を作ろうというわけだが、小沢的には正直「まさかゴルフまで」という感じだった。

なぜならゴルフは昔から質実剛健を常とし、いくらゴルフプラスやトゥーランなどが登場して多様化が進んでいるとはいえ、相変わらずVWブランドイチの堅物。そこまで色物化するとは思ってなかったからだ。

そこにはまさに驚くべき価値観の変貌があり、実際トゥーランのクロス版、「クロストゥーラン」ももうすぐ登場する。ちなみにゴルフベースの本格4WD「Tiguan」もまもなくお披露目だそうで、そういう意味でもクロスゴルフは“陸”に徹しきれる。どこの世界もこの先五里霧中の何でもアリ時代。そのうちフェラーリのSUV!? が登場する日も近いのかもしれない。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

関連記事
  • フォルクスワーゲン・ポロ ブルーモーション(FF/7AT)【試乗記】 2015.11.10 試乗記 JC08モード計測値は23.4km/リッター。「フォルクスワーゲン・ポロ」に、燃費を突き詰めた「ブルーモーション」が登場した。1リッター直3ターボを搭載した、300台限定の“燃費スペシャル”の実力はいかに? ワインディングロードや高速道路での走りも併せて報告する。
  • フォルクスワーゲン・ポロ ブルーGT(FF/7AT)【試乗記】 2014.12.9 試乗記 運動性能と燃費性能を高次元で両立したという「フォルクスワーゲン・ポロ」のスポーツグレード「ブルーGT」の実力に触れた。
  • スズキ・スイフトRSt(FF/6AT)【試乗記】 2017.3.27 試乗記 1リッター直3ターボエンジンを搭載する、新型「スズキ・スイフト」の最上級モデル「RSt」に試乗した。新しいプラットフォーム「ハーテクト」を得てかろやかさに磨きがかかった新型は、同時に従来のスズキとはちょっと違う“豊かさ”をも手にしていた。
  • フォルクスワーゲン・ポロGTI(FF/6MT)【ブリーフテスト】 2015.9.16 試乗記 フォルクスワーゲンのホットハッチ「ポロGTI」に新設定された、6段MTモデルに試乗。先にラインナップされていたAT車とのちがいをチェックしつつ、その走りや乗り心地、燃費などを項目ごとにリポートする。
  • アバルト595コンペティツィオーネ(FF/5AT)【試乗記】 2017.4.26 試乗記 マイナーチェンジでデザインや装備が改められた、ホットハッチ「アバルト595コンペティツィオーネ」に試乗。「スポーツ性能を限界まで高めた」とうたわれる走りの質を、ワインディングロードで確かめた。
ホームへ戻る