アウディ1台、18億円!?

2007.01.30 自動車ニュース
1938年型アウトウニオンのグランプリマシン「タイプD」(『CAR GRAPHIC』1980年2月号より)
アウディ1台、18億円!?

アウディ1台、18億円!?

アウディ・ジャパンは、アウディの前身(のひとつ)、アウトウニオンのグランプリマシン「タイプD」がオークションに出品されると、2007年1月25日に発表した。


アウディ1台、18億円!?

■落札価格は13億6400万〜18億6000万円!?

オークションを開催するのは、オークションハウス「クリスティーズ(Christie's)」。2007年2月17日からフランスはパリで行われるヴィンティッジカーのイベント「レトロモビル」で、1938年型と39年型、2台の「タイプD」がハンマーの下に置かれる。

クリスティーズでは、後者の39年型の価格が、880〜1200万ユーロ(13億6400万〜18億6000万円)に達するのでは、と期待する。

■旧ソ連軍の手によって運び去られ……

2台のタイプDは、第2次世界大戦終戦直後、旧ソ連軍の手によって旧東ドイツのツヴィッカウからソ連へと運び去られた。

その後、1980年代、アメリカ人のポール・カラシック(Paul Karassik)が10年以上の歳月をかけて、タイプDの所在を突き止めた。発見されたときには、2台ともバラバラに分解されていたという。

カラシックは、これを西側に運び出し、英国のスペシャリストにレストアを依頼。1938年型はアウディAGが買い取り、1939年型は個人オーナーのものとなった。

1938年型タイプDは、3リッターV12を搭載。マシンの基本デザインは、フェルディナント・ポルシェの手になるV16モデル「タイプC」のそれを踏襲する。同年のイタリア、イギリスGPを制した。

翌1939年、タイプDには2基のスーパーチャージャーが追加された。エンジンパワーは420psから460psへアップ。最高速度330km/hを豪語。フランスおよびユーゴスラビアGPで優勝を果たした。

タツィオ・ヌヴォラーリ、H. P. ミュラー、ハンス・シュトゥック、ルドルフ・ハッセ、ゲオルグ・マイヤーといったきら星のような伝説のドライバーたちがステアリングホイールを握ったアウトウニオン・タイプD。

落札、されるのか!?

(webCG)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。