ホンダ:「お祭り」に浮かれていない【東京オートサロン07】

2007.01.16 自動車ニュース
【東京オートサロン2007】ホンダ:「お祭り」に浮かれていない

【東京オートサロン07】ホンダ:「お祭り」に浮かれていない

ブース奥のステージには4つのターンテーブル。ショーカーの脇にはコンパニオンのお姉さまたちがポージング。クルマを見ていいのか、お姉さんを見ていいのかほんと悩む……いや、両方見るんだよ! ホンダブースでは、そんなツッコミを自らに課さずにはいられなくなった。

「ストリーム・ハイパースポーツコンセプト」
【東京オートサロン2007】ホンダ:「お祭り」に浮かれていない
「ストリーム・エクスクルーシブコンセプト」
【東京オートサロン2007】ホンダ:「お祭り」に浮かれていない

■小粒な感じは否めない

壇上にあげられた展示車両はすべてコンセプトカー。「フィット・デイリーアクティブコンセプト」「ストリーム・ハイパースポーツコンセプト」「ストリーム・エクスクルーシブコンセプト」、それと2輪の「フォルツァ・スマート2シーターコンセプト」の4台だ。
次期「NSX」のプロポーザルは東京モーターショーであろうし、どれも小粒な感じが否めないのが正直なところ。

とはいいながら、「ストリーム・ハイパースポーツコンセプト」はエアロのボリューム感が魅力的で、このまま市販してほしいでき栄えだし、「ストリーム・エクスクルーシブコンセプト」もスマートでカッコいい。
オートサロンの来場者的には、ダイレクトに響くクルマである。ただこれだけ混み合ったなかで、はたして人々がまともな判断をできるのかしら……。そのくらいホンダブースは大盛況だったのだ。

「フィット・デイリーアクティブコンセプト」
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■やり過ぎとジミ過ぎの間をバランス

そのなかでも注目は「フィット・デイリーアクティブコンセプト」だ。前後バンパーに散りばめられた、気になる無数の光り物。縦型に埋め込まれた小さなライトはフォグの役目を果たすのか、ただの安全灯なのかわからないが、青白く光るヘッドライトと相まって未来感に富んでいる。バンパー側のエアインテークグリルはガンダムのごときチタニウムカラーや、驚くほど小さなサイドミラーも特徴的だ。

チラリと覗くインテリアにも、シックなボルドーレッドとクリーミーホワイトのツートン。これが一見派手なように見えて、よく見るとシック。「思い切ってここまでやっちゃえばいいのに」と言いたくなる絶妙な風合いであった。

その冷たい感じがホンダによれば「Be Cool」な演出らしく、「ちょっとやり過ぎ」と「ちょっとジミ過ぎ」の狭間をうまくバランスしていたのがこのクルマ。ライトだけでなく、存在感も光るものがあった。

今までの国産車にありそうでなかったプレミアム感と、近未来への挑戦というのがホンダブースのまとめ。東京モーターショーよりも1〜2度温度が高く感じられる、「アジアの混沌」的オートショーという「お祭り」において、ホンダは一番地に足が着いていたようだ。

(文=山田弘樹/写真=webCG/2007年1月)

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