スズキ:「スポーツはラリーだけじゃない」【東京オートサロン07】

2007.01.15 自動車ニュース

【東京オートサロン07】スズキ:「スポーツはラリーだけじゃない」

2位のダイハツに追い上げられながら、2006年も軽自動車販売ナンバーワンの座を守ったスズキ。ダイハツ同様、他の日本車メーカーに比べ控えめなスペースにブースを展開するが、ライバルのブースが西の端なら、こちらは東の端。あちらが軽中心なら、こちらのイチオシは登録車と、まるで対照的なスズキである。

■力が入った非軽自動車

実際、今回のスズキのブースには、軽自動車6台に対して軽以外が5台と、非軽自動車率の高さが目立っている。その内容をざっと確認すると、まず軽自動車では、デビュー間近の「スティングレー」のプレビュー的役目を果たす「スティングレーコンセプト」「スティングレーカスタム」が目新しい。そして、発売から間もない「セルボ」をベースに、エアロメーカーのジアラが手がける「セルボ・マキシコンセプト」「セルボ・スポーツコンセプト」に、スズキスポーツが仕立てた仕様が加わって、スポーティな雰囲気を盛り上げている。さらに、MRワゴン「ウィット」というのが軽のラインアップ。

これに対し、非軽部門は、スズキのスポーツイメージを高めてきたスイフトのJWRC仕様車に加えて、2008年にWRCに挑むための「SX4 WRC プロトタイプ」をステージ上に並べて展示し、ラリーファンへ積極的にアピールしている。
SX4といえば、「スポーティさと上質感を演出した」という「SX4 SCRIT」と、バイクユーザーを意識したアクティブなイメージの「SX4 BIKE-Special」で、軽自動車とは違うちょっと大人の雰囲気も見せてくれた。

■メーカーも派手なドアのカスタマイズを

しかし、スズキの目玉は、なんといっても「スイフト・スポーツX」だろう。日本には設定のない3ドアモデルをベースに、「スイフト(のカスタマイズ)の限界に挑戦した」という派手派手のコンセプトカーなのだ。精悍なエアロパーツや大きく張り出した前後フェンダーもさることながら、跳ね上げ式のドアを開けた姿は、スーパーカー世代でなくてもつい目を奪われてしまう。オートサロンの会場ではもはや珍しくないこの手のドアも、自動車メーカーが取り入れたとなると、また話は別なのである。

ロールケージが組まれた室内はスポーツ一点張りかと思いきや、エナメル張りのインテリアや凝ったオーディオなど、「エロさを演出した」不思議な空間だった。ラリーのイメージとはまた違ったスイフトの世界が、このスイフト・スポーツXに宿っていたのだ。

(文=生方聡/写真=webCG/2007年1月)

「セルボ・スポーツコンセプト」
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「スティングレーカスタム」
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「SX4 WRC プロトタイプ」
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