【ダカール2007】リスボンからスタート!欧州ステージで「VWレーストゥアレグ2」上位独占

2007.01.09 自動車ニュース

【ダカール2007】リスボンからスタート!欧州ステージで「VWレーストゥアレグ2」上位独占

第29回ダカール・ラリーが、2007年1月6日、ポルトガルの首都リスボンで開幕。3〜5日に行われた車検を通過した2輪245台(4輪クワドバギー含む)、4輪180台、カミオン(トラック)85台、合計510台が、世界遺産のジェロニモス修道院前からスタートした。

オートで7番目に出走した三菱のエース、増岡浩は、「この日が来るのをずっと待っていた。(自身)ダカール出場20回記念だから、最高の結果をだせるように頑張りたい」と力強く語り、「三菱パジェロエボリューション」に乗り込んで、観衆に手を振りながらゆっくりと走り出した。

第1ステージ、砂の餌食になるマシンが続出!

リスボン=ポルティマオ 総走行距離464km(競技区間=SS 117km)

海岸に近い木立のなか、砂地のほぼ1本道を利用した初日の第1ステージでは、地元ポルトガル人でフォルクスワーゲンのサテライトチームから参戦するカルロス・スーザが、1分20分38秒でトップ。2位以下に2分31秒もの差をつけて国民の大声援に応えた。
また、予想通り「VWレーストゥアレグ2」勢が続き、トップ5位を占拠した。

一方、チーム7連覇を目指す三菱勢は苦戦。ホアン・ナニ・ロマがトップから4分53秒遅れの6位を最高位に、増岡と昨年の覇者リュック・アルファンがパンクしてタイムロス。対照的な滑り出しとなった。
砂が深くツイスティだったため、多くの競技車がスタック。予想外に難しいコースだったようだ。

第2ステージ、 まさにWRCグラベル戦

ポルティマオ=マラガ 総走行距離545km(競技区間=SS 67km)

ポルティマオの北部の山岳地で行われた第2ステージは、狭い山道を走行する完全なWRCタイプのグラベル競技となった。

初日こそ地元ヒーローのスーザに主役を譲った元WRCチャンピオンのカルロス・サインツ(VW)が爆走を披露、僅か67kmのSSながら2位以下に29秒差をつけてトップに立った。
一歩間違えると崖から転落するような恐怖心で走行していたという参戦者がほとんどのなか、サインツは「今日は楽しかった。でも、僕はラリーレイドに出るのは2年目だから、学びながら走っているよ」と余裕たっぷり。元チャンプの貫禄を漂わせていた。

ステージ5位で2日目を終えた増岡は「崖のところばかりでヒヤヒヤでした。また、ウォータースプラッシュもあって、1度深いところで水をかぶり、5分程度3気筒で走るはめに。でも今日は満足できる走りでした」と、満面の笑みで語った。

天ぷら油を精製した100%バイオディーゼル燃料で挑戦する片山右京も、初日にスタックしたほか、うしろからバギーに軽く追突されるなど厳しいスタートを強いられたが、第2ステージで僅かにポジションアップ、総合109位で2日目を終えた。

「マシンの仕上りが遅れて、(スタート地点の)リスボンまでが慣らし走行。昨日の第1ステージが実質的なシェイクダウンのようなもの。でも、水道に流せないもの(使用済み天ぷら油)を利用しているんだからね」と、成績以上に環境問題を意識した挑戦であることを強調した。

また、バイクでダカール初挑戦している写真家の桐島ローランドは、初日から電気系などのトラブルで思うように走れず苦戦。第2ステージも30分遅れてスタートしたが無事に完走。「これでアフリカに行けるので良かったです」と安堵していた。

2日間の欧州戦が終わり、いよいよ8日から本格的なダカール、アフリカ戦が始まる。

(文と写真=YUYU COMMUNICATION)

リスボンから自身20回目のダカール・ラリーをスタートさせた増岡浩。25年連続出場で7連覇・通算12勝をあげた三菱勢の期待を背負う。

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増岡の「三菱パジェロエボリューション」は2日目までに総合8位につけている。

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三菱の最大のライバル、フォルクスワーゲン勢は、「レーストゥアレグ2」で上位を独占。

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天ぷら油由来の100%バイオディーゼル燃料で挑戦する片山右京。環境を意識しながら、独自のスタンスでダカールを目指す。

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ダカール初挑戦の桐島ローランド。トラブルを乗り越え、なんとかアフリカへ。

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