マツダがとんでもないことを……「CX-7」発売前試乗会で一般ユーザー全開走行!

2006.12.21 自動車ニュース

マツダがとんでもないことを……「CX-7」発売前試乗会で一般ユーザー全開走行!

2006年12月19日に国内でも発売された新型「CX-7」だが、実はマツダは“とんでもないこと”をやってのけた。
発売前にもかかわらず、32人のユーザーをテストコースに招待し、CX-7の全開走行体験をさせていたのだ。

■メディア向け並みの本格的試乗会

アメリカ生まれの「クロスオーバーSUV」というジャンル。これまでオフロード走行のイメージが強かったSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)に、違うジャンルの要素をかけあわせることで、街で気楽に乗ることができるモデルへとイメチェン。いまではアメリカンビークルの代表格にまで成長した。

各社が激しい開発競争を繰り広げているクロスオーバーSUV界にあって、いま注目が集まっているのが「マツダCX-7」だ。アメリカでは2006年5月に、そして日本ではつい先日の2006年12月19日に発売されたばかりのニューモデルである。

今回のイベントは、2006年10月21日、山口県のマツダ(株)美祢自動車試験場(元MINEサーキット)で開かれた。

午前11時半、2台の大型バスに分乗した32名がパドックに到着。「マツダCX-7特別体感試乗会」の横断幕に出迎えられた彼らは、公式ウェブサイトでの公募(応募総数1100組!)から選抜された幸運な一般ユーザーたちだ。
ここまでの交通費は自己負担のため西日本在住のかたが中心だが、北は千葉、南は沖縄からの参加者もいるようだった。

一行はひと息つく暇もなく、ピットエリアへ。すると、CX-7開発総責任者の川崎俊介氏、担当デザイナーの小泉巌氏によるオープニングセレモニーが行われ、引き続き、特設テント内での商品概要、主査プレゼンが始まった。

川崎氏がグラフチャートを用いながら「CX-7の商品コンセプトは、アスレチックでエモーショナル、洗練された……」と熱弁を振るう。まるでメディア試乗会さながらの本格的な雰囲気に、参加者たちも興奮気味だ。

その後、2グループに分かれて試乗が始まった。この時まだ発売前のため、試乗車は北米仕様。走行するのは、美祢自動車試験場のフルコース。しかも、マツダ関係者との同乗走行ではなく、参加者本人がハンドルを握るのだ。

参加者のなかにはサーキット走行体験はおろか、左ハンドル車走行経験すらない人もいる。一応コース上には「アテンザ」のペースカーが走るが、メインストレートではアクセル全開! こんな大胆なユーザ試乗会、日本国内ではまずお目にかかれないのではないだろうか。

■女性は男性よりも詳細に分析

走行後、男性参加者たちの声を拾った。
「クルマ全体が軽いっていう印象です。スイスーイと走りますね」「SUVってオフロードのイメージだったけど、考えが変わりました」など、当然だが感情的なコメントが多い。

ところが驚いたことに、女性参加者たちのコメントは男性よりはるかに詳細だ。
「重心が低いって感じで、ハンドルのキレが良かった」「ターボに初めて乗りました。最初はアクセル踏み始めで少し戸惑いましたが、すぐに慣れました。徐々に加速していく感じがとても気持ちよかった。直線では120km/h出してみました」「知り合いが『日産ムラーノ』に乗っているのですが、CX-7のほうが軽いなっていう印象です」など、自動車ジャーナリスト顔負けの冷静な分析が聞かれた。

アメリカではクロスオーバーSUV、アクティブな女性たちにも大ウケである。日本でも都会派CX-7を繰るカッコいい女性が増えるのかもしれない。ムラーノが予想以上の人気を博している日本、CX-7参入によりクロスオーバーSUV市場は大きく盛り上がりそうだ。

(文=桃田健史(IPN))

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マツダの川崎俊介主査によるプレゼンテーションに聞き入る参加者たち。

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サーキット走行未経験でも、いきなり全開走行!安全確保のためにペースカーが“一応”誘導してくれる。

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6ATをDレンジにキープして……さあ、CX-7の直墳ターボパワー全開!

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走行の前後、CX-7を前にして参加者たちが川崎主査を質問攻めに。北米マツダ・デトロイト・オフィスに10年間の勤務経験がある川崎主査。クロスオーバーSUVのプロである。

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