第296回:年末、オレが全国の警察に言いたいこと
全国の派出所にアルコール検出器を準備してちょーだい!!(小沢コージ)

2006.12.21 エッセイ

第296回:年末、オレが全国の警察に言いたいこと全国の派出所にアルコール検出器を準備してちょーだい!!

■はっきりと根拠を示して欲しい!

昨今ちまたを騒がせている「飲酒運転問題」。非常に嘆かわしいです。悲しいことです。確かに飲んで、人をあやめるような可能性がある運転をそのままにしておくことは大変よろしくない。

ただし、オレとしては取締りを厳密にやるのならば、視力が落ちた人や、カゼ薬を飲んでいる人、徹夜したばかりの人、残念ながらお年をめされて運動能力が落ちた人、あるいは同じような危険事故を起してばっかりいる人などもしっかり運転禁止にして欲しいところです。

それから呼気中のアルコール濃度の閾値、1リッター中0.25mgがなぜ0.15mgになったのか。はっきりと根拠を示して欲しい。現在報道される飲酒運転事故者、あるいは警察で認識している事故者にその0.15mgから0.25mgの間の人がどれくらいいるのか。個人的にはもっとヘロヘロの人が事故っているんじゃないかと想定はしております。

ってなボヤキはさておき、先日オレは昼間にお酒を飲んで、夜中にクルマで帰りたいと思ったことがありました。タクシーで帰るのと、自分で運転して帰るのでは5000円ぐらい費用に差がありますので。飲んで10時間程度は経っておりましたので、体調的には大丈夫でした。

■今すぐ用意しろよ!

ですが、心配なので念には念を入れて近所の派出所に行って「今、自分が大丈夫なのかどうか試したいんですが……」と言ったところ、その警察官クンはオレの背中を叩きながら「トモダチを呼んでください」と。

アータ、そんなに簡単に夜中にトモダチを呼べますか! と叫びたくなったね。

厳格に飲酒運転の取締りをやるのならば、逆に心配性な人にも厳格に対応して欲しい。彼はなんせ、俺たちの税金の一部で暮らしているのだから。それからオレみたいな職業、あるいは公務員、あるいは大企業の従業員は一発で無職になる可能性を秘めているのだから。

まあ、本格的に取締りが厳しくなってからまだ1、2年。全国の派出所にアルコール濃度検出器を配備するのには時間がかかるのかもしれない。でも、いまのところなにもしてないでしょ? 警察の人々よ。

今すぐ用意しろよ、オレたちが払って、余ってると言われている道路特定財源を使ってもいいから。と思っている今日この頃なのです。

(文と写真=小沢コージ/2006年12月)

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小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』