「ランフラットタイヤ標準装着車に非ランフラットを履かせると?」

2006.12.16 クルマ生活Q&A タイヤ・ホイール

「ランフラットタイヤ標準装着車に非ランフラットを履かせると?」

最近、BMWなどにランフラットタイヤが標準装着されているクルマが増えていますね。インプレッションで、「うまくランフラットタイヤを履きこなしている」という表現を見ることがありますが、これはシャシーセッティングに関していわれていることなのだと理解しています。そうであれば、そのクルマに非ランフラットタイヤを装着すると、乗り心地や運動性能が悪くなってしまうんでしょうか?
(岩手県TMさん)

お答えします。ランフラットというのは、空気が抜けてもある程度の距離を走れるようにしたタイヤです。だから、サイドウォールを硬くして、変形しにくくする必要があります。その結果、インパクトハーシュネスなどをタイヤの柔軟性で受け止めていなすことができず、そのままボディに伝えてしまうことになります。

最近のランフラットタイヤ装着車の乗り心地がよくなってきたのは、ご指摘の通り、ゴムブッシュやダンパーなどのチューニング技術が向上してきたことが貢献しています。

メーカーでは、クルマの開発をする際に、ランフラットと非ランフラットを両方試しているはずです。その中間値をとってセッティングを行っているでしょうから、タイヤを替えたことで大幅に乗り心地や運動性能が異なるとは考えにくいと思います。

普通のクルマでも、標準のタイヤがあってサイズやインディックスは決まっていますが、タイヤを交換するときにはどんな種類のものを選ばれるのかはわかりません。だから、ある程度の幅に対応することができるようになっているわけです。

ただ、ランフラットタイヤが標準のクルマに非ランフラットタイヤを装着した場合、ステアリングを切ったときに、ほんの少し反応が遅れる可能性はあります。乗り心地がよくなる反面、ハンドリングがダルになるともいえるのです。ただ、これは本当に微細な領域での話で、相当感覚の研ぎすまされた人しかわからないでしょう。