米国版スカイライン、新型「インフィニティG35」販売絶好調のワケ

2006.12.13 自動車ニュース

米国版スカイライン、新型「インフィニティG35」販売絶好調のワケ

アメリカでの「インフィニティG35」人気は見事に継続された―――フルモデルチェンジされたインフィニティG35(日本のスカイライン・セダン)。発売早々の2006年11月の北米販売総数が4299台を記録した。
これは2002年のインフィニティG35(先代)北米モデル発売以来の新記録である。

■なぜ新型は“キープコンセプト”だったのか

アキュラ(ホンダ)、レクサス(トヨタ)という日本車高級ブランド戦略を後追いしたかたちになった日産のインフィニティ・ブランド。1990年代は、日産ブランド車との差別化が明確でなく、販売実績でライバルたちに遅れをとっていた。

だが、カルロス・ゴーン主導の新経営陣から、「インフィニティをスポーティブランドとして再生せよ!」と大号令がかかった。
そこで生まれた新戦略が、BMWなどをイメージしたFR車化であり、その旗頭となったのが先代インフィニティG35なのである。

日産関係者は先代投入の当時を振り返り、「正直なところ、あれほど売れるとは予想していなかった」という。
その言葉どおり、インフィニティG35は発売直後から人気沸騰で、BMW「3シリーズ」「5シリーズ」からの乗り換え組を多く含む、30〜40代のアクティブな男性がオーナーとなった。
さらに、その後に発売されたクーペモデル「G35SC」(スポーツクーペ)は中年女性の心も掴み、G35両モデルはコンスタントに月販5000〜6000台をキープする売れ筋商品となった。

こうした流れを維持するため、新型インフィニティG35(スカイライン)は前モデルのキープコンセプトとし、さらにエンジン、シャシーを大幅熟成する商品企画とした。その戦略は見事に当たったことになる。

なお新型G35スポーツクーペは来年4月のニューヨークショーで量産車お披露目の可能性が高い。販売は北米2008年モデル(2007年秋発売)になり、日本での発売時期とほぼ同じになると思われる。

(文=桃田健史(IPN))

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