【WRC 2006】最終戦ラリーGB、グロンホルム&フォードが優勝で締めくくる

2006.12.04 自動車ニュース

【WRC 2006】最終戦ラリーGB、グロンホルム&フォードが優勝で締めくくる

世界ラリー選手権(WRC)第16(最終)戦ラリー・グレートブリテンが、2006年12月1日から3日まで、イギリスはウェールズ地方で開催された。

フォードのマーカス・グロンホルムがクルージングで優勝しシーズンフィナーレを飾った。フォードは、イギリスで27年ぶりに勝利した。
2位はOMVプジョーのマンフレッド・ストール。3位はスバルのペター・ソルベルグだった。

■チャンプなき1点差の結末

2006年のチャンピオンの座は、既に2戦前にセバスチャン・ロウブが射止めていた。
トレーニング中に負った骨折により第13戦トルコから欠場、第14戦オーストラリアで不在のまま3年連続のタイトルを獲得したロウブの最大のライバルが、マーカス・グロンホルムだった。

フォード移籍後初年にもかかわらず、フォーカスとグロンホルムのマッチングはシーズン当初から良好で、開幕戦モンテカルロからの2連勝を含む7勝をあげた。

しかし、きわめて完成度の高いクサラを武器に、ロウブは第3戦メキシコから5連勝、年間8勝を記録したばかりか、出場した残り4戦で2位フィニッシュし、シーズン中盤以降ライバルを大きく引き離すことに成功した。

ロウブ欠場が決まった第12戦終了時点で、ロウブとランキング2位グロンホルムとの差は35点だった。
“鬼のいぬ間に”奇跡の大逆転を狙ったグロンホルムは、第13戦トルコで優勝するも、次のオーストラリアでトラブルにより順位を落とし5位フィニッシュ。この時点で自身3度目のタイトルが手からこぼれた。

それでもグロンホルムは、ニュージーランド、イギリスと最後に2連勝し、結果的には僅か1点差で栄冠を逃したことになった。

「セバスチャン(ロウブ)の1点ビハインドで終わるなんてちょっと残念だ」というグロンホルムだが、「来年は力をつけてくるさ」と復活を誓った。

ランキング2位に終わったものの、グロンホルムは栄誉ある記録を残した。多くの優れたドライバーを輩出しているフィンランドで、もっとも多く勝利したラリードライバーとなったのだ。
通算25勝は、あのトミ・マキネンを抜き、歴代3位となる(1位はセバスチャン・ロウブ、2位カルロス・サインツ)。

なお、併催されたジュニア世界ラリー選手権(JWRC)最終戦は、スズキのヤン・モロダーが初優勝。ドライバーズタイトルは1点差でルノー駆るパトリック・サンデルが手中に収めた。

(webCG 有吉)


チャンピオンとなったセバスチャン・ロウブの最大のライバル、マーカス・グロンホルムがシーズン通算7勝目をあげ、1年を締めくくった。(写真=フォード)


苦しい2006年を戦い抜いたスバル。シーズン終盤に復活の兆しを見せ始め、最終戦ではペター・ソルベルグが表彰台でフィニッシュした。ちなみにソルベルグは、過去4年のラリーGBウィナーである。(写真=スバルテクニカインターナショナル)

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