琢磨が、中嶋が、スペンサーが走った! ホンダモータースポーツの祭典、開催

2006.11.28 自動車ニュース

琢磨が、中嶋が、スペンサーが走った! ホンダモータースポーツの祭典、開催

2006年11月23日、ホンダのモータースポーツイベント「Honda Racing THANKS DAY」が、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。


【写真上】今シーズン活躍したホンダの選手たちが集結
【写真下】行く先々でサイン攻めにあうのは佐藤琢磨。

■ホームコースでホンダのモータースポーツを満喫

「Honda Racing THANKS DAY」は、ホンダが同社のモータースポーツ活動を応援してくれたファンに送る、年に一度の感謝祭だ。

今年のホンダといえば、F1第13戦ハンガリーGPでジェンソン・バトンが初優勝(ホンダのフルワークスチームとしては39年ぶりの勝利)、ニ輪最高峰レースのモトGPではニッキー・ヘイデンが年間タイトルを獲得するなど、モータースポーツ活動での明るい話題が目立った。
それに応えるかのように、全国から熱心な2万7500人のホンダファンが、お膝元のツインリンクもてぎに集まった。


当日の来場者は、ピットに近付くこともできた。F1マシンのエンジン始動が行われると、みな爆音に耳をふさぎながらも大興奮の様子。

「見る、触れ合う、体感する」をテーマにかかげるこのイベント。広大なツインリンクもてぎの施設をフル活用し、ファンを喜ばせるさまざまなメニューが用意された。

レーシングマシンの展示に、憧れのドライバー&ライダーによるトークショーやサイン会。トライアルバイクのアクロバティックなデモンストレーションがあれば、サーキットコースの体験走行もできるなど、じつに30種類以上の“お品書き”は、とても一日ではまわりきれないほどだった。


出走前の説明に耳を傾ける、新旧2人のF1ドライバー。

■全カテゴリのレーシングマシンが大集合

なかでも一番の目玉は、午後から催された「Honda Racing SPECIAL」。
これは、今シーズン国内外のレースで活躍したマシンの走りを一挙に披露しようというもので、ピット前にはF1、インディ、スーパーGTの各レーシングカーと、WGPや全日本選手権を戦ったオートバイが勢ぞろいした。
さらに特別企画として、1980年代に名を馳せたマシンも用意された。




この豪華なデモラン大会は、「マクラーレン・ホンダMP4/5(1989年)」と「NSR500(1985年)」による夢のランデブーで幕を開けた。

V10と2ストロークV4の名機が甲高いエグゾーストの二重奏でグランドスタンドを沸かせたあとは、スペシャルゲストとして招かれたフレディ・スペンサーが登場。1985年のWGPで250ccと500cc両クラスを制覇した、往年の走りを想起させる雄姿を見せた。




さらに、中嶋悟がドライブする「ロータス・ホンダ100T(1988年)」が、先に登場した佐藤琢磨の「MP4/5」、松浦孝亮のF2マシン「ラルト・ホンダRH-6-84(1982年)」とともに編隊走行を見せるなど、ファンにはたまらない光景が繰り広げられた。

その後は2006年シーズンの“役者たち”に戻り、トライアルバイクやモトクロッサーによる華麗なウィリー走行から、モトGPの優勝車「RC211V」の全開走行まで、次々と熱い走りが展開された。




全日本ロードレースの「CBR1000RR」とスーパーGTの「NSX」の紹介では、現役の選手らが模擬レースを行うという凝りよう。これにはファンを喜ばせるだけでなく「モータースポーツにさらに興味を持ってほしい」というホンダの願いが込められているのかもしれない。

レースのほうは、もてぎのロードコースを5周する程度のものではあったが、そこはレーサーの性なのか、本番さながらの競り合いを見せてくれた。


あたりが暗くなるまで続いたパレードラン。スタンド前は、カメラのフラッシュと歓声に包まれた。

約3時間にわたったスペシャルイベントも、2台のF1マシン「ホンダRA106(アンソニー・デビッドソン)」と「スーパーアグリSA06(佐藤琢磨)」が、インディカー「06INDY Car(松浦孝亮)」とともに登場し、いよいよ大詰めに。

3台がオーバルコースで存分に甲高いサウンドを響かせると、さきに姿を見せた総勢50台あまりのマシンが、なんと再びコースイン。ニ輪・四輪オールスターによる豪華なパレードランで祭典はフィナーレを迎えた。


(webCG 関)


パレード終了後、マシンのうえに立ち上がりファンの声援に応える佐藤琢磨。


プログラム半ば、市販予定の「シビック・タイプR」プロトタイプも紹介された。

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